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ストレリチアノンリーフの育て方
槍状に伸びた先に小さな葉をもつ姿がスタイリッシュ
ストレリチア ノンリーフ
極楽鳥花(ごくらくちょうか)の名で知られるストレリチア レギネの仲間でそれより小さな葉が槍状に伸びる姿が特徴的なストレリチア ノンリーフは別名ユンケアとしても知られています。インテリア雑誌で見かける人気の植物ですが、まだまだ希少価値の高いレアな植物です。
植物名:ストレリチア ノンリーフ
学名:Strelitzia juncea
別名:ユンケア
科目:バショウ科
属名:ストレリチア属
原産地:南アフリカ
花言葉:輝かしい未来、寛容、気取った恋
特徴
ストレリチアとは、南アフリカを原産とするバショウ科の植物。その中でもノンリーフは真っすぐ槍状に伸びた先に小さな葉をつけた姿がスタイリッシュでインテリアに大変人気の植物です。ノンリーフと呼ばれる所以は、葉が小さく成長するに従い葉がなくなり棒状の茎になる姿からと言われています。
葉が完全になくならないものもありますが、シルバーブルーの葉がすらっと伸びる姿がインテリアグリーンとして人気があり、かつ耐陰性があり乾燥にも強いため、初心者でも扱いやすい植物といえます。
根が多肉質で大きくなりやすいため、定期的な植え替えをおすすめします。
環境
室内でいうと日当たりの良い窓辺で育てるのがおすすめです。南アフリカ原産のため、直射日光を好みます。新しい葉が生えなくなってきたら日照不足が原因かもしれません。
ちなみに冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込みます。窓際管理のノンリーフでも真冬の間は窓から離れた場所で5℃以上を保つように管理するとよいでしょう。
ただし、エアコンの風が当たらないように気を付けてください。暖房の風が当たると急激な乾燥により葉が傷むので注意です。
水やり
ストレリチアの根は水を貯められる構造になっていて乾燥に強い植物です。基本的に乾燥気味に管理します。
春から秋の成長期には、鉢土が乾いてからたっぷりと水やりをします。手で触って確認するとよくわかりますよ。
冬場はもう少し水やりの頻度をあけて乾燥気味に管理します。鉢土を触ってしっかり乾燥していることを確認してから水やりをします。
葉先が黄色くなってくるのは水不足のサインです。管理の参考にしてみてください。
基本的に生育が旺盛な性質ですので、適度な水やりで元気に育ちます。育てやすい植物です。
肥料
春から秋の生長期には新しい葉を生やして大きくなります。その間は、適宜肥料を与えて発育をサポートしましょう。
液体タイプの肥料の場合は、2週間に1回程度、希釈して与えます。
固形の緩効性化成肥料の場合は2ヶ月に1回程度、根元のあたりに置きましょう。
肥料が少なくても十分に育ちますが、与えた方が花を咲かせたり旺盛に育ちます。
ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるので上記のうちでとどめましょう。
土
水はけのよい土がよいでしょう。市販の観葉植物用の土がおすすめ。
管理
生育が旺盛で根が広がりすぎると鉢を壊してしまうほどの生命力があります。
そこで1〜2年に1回の頻度で植え替えをおすすめします。植替えの最適期は5〜7月です。
風通しの悪い環境下だと稀にカイガラムシの被害にあいます。見つけた場合は歯ブラシ等で取り除き、環境を見直しましょう。
新葉が生えてくると端の葉が茶色く枯れてくるので枯れ葉は根元から切り取って取り除きます。
また、茂りすぎた場合は剪定時期が5~7月、花後の花がらや枯れ葉、茂りすぎた葉などを剪定します。
その際、枯れ葉は完全に枯れてから取り除きましょう。