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パキラ ミルキーウェイ の育て方
通常の緑色パキラより育て方がやや難しく手に入りにくい希少な斑入り品種
パキラ ミルキーウェイ
斑入りパキラの中でも珍しくて人気の品種です。緑の葉の中に白い斑が入る姿が大変美しい見た目をしています。その分手入れや管理が繊細で丈夫なパキラの中でもミルキーウェイは育て方がやや難しい観葉植物と言えます。
植物名:パキラ ミルキーウェイ
学名:Pachira glabra ‘Milky Way’
科目:パンヤ科
属名:パキラ属
原産地:メキシコ、中米
特徴
初心者でも育てやすいことで知られてるパキラ。その中でも斑入りパキラのこちらのミルキーウェイは、希少性も高く、レアな観葉植物として人気があります。
育て方は基本的にパキラとほぼ同じですが、他のパキラより繊細です。葉の斑がはいった白い部分は葉緑素がなく、光合成をしません。そのためか生長速度も遅くて新芽の成長もゆっくりです。
環境
水やり
他のパキラよりやや繊細なミルキーウェイの水やりの目安はズバリ「土が乾いているかどうか」。
土が乾いていないうちに水やりを続けると根腐れや病害虫の原因になるので注意しましょう。
5~9月の生長期には土が乾いたら鉢底から水が漏れるまでたっぷりと水やりをします。受け皿に溜まった水は捨てましょう。
冬場、気温が下がってくると生育が鈍ります。この時期は土が乾いてから2~3日後を目安に水やりをしましょう。
乾燥気味に管理するとよいでしょう。
また、上記とは別に葉水をしてあげると喜びます。
ただし成長が鈍くなる冬場に葉水する際は、なるべく暖かい時間帯を選んだり、葉が元気なくしんなりした時などにあげたりと調整しながらあげるとよいでしょう。
肥料
緩効性固形肥料の場合、生長期の5~9月の間に2カ月に1回程度を目安に置き肥しましょう。
液体肥料の場合は、生育期の5~9月の間に2週間に1回程度を目安に与えましょう。
冬場は控えます。
土
水はけのよい土が適しています。
市販の観葉植物専用土がよいでしょう。配合土の場合は、赤玉土小粒7:ピートモス3の割合がおすすめ。水はけがよくない場合は軽石を混ぜ込むと改善します。
管理
他のパキラは生長が早く、根詰まり防止のために2~3年に1回植え替えをします。
ミルキーウェイも同様のサイクルですが、生長がゆっくりのため根詰まり防止の目的の他に、土の劣化を防ぐ目的もあります。最適時期は5~7月です。
【ミルキーウェイの剪定について】
剪定時に、気をつけるべき点があります。ミルキーウェイは緑葉のパキラに接ぎ木で栽培されているものがほとんどです。ですので剪定ヶ所とタイミングを誤ると次にでてくる新芽がすべて緑色の葉ばかり、となりかねません。
剪定時期はなるべく5~7月の生長期に行いましょう。カットする場所はよく観察して接ぎ木した部分の生長点の上でカットします。