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木立性ベゴニア の育て方
茎が立ち上がるタイプのベゴニア、花はシャンデリアのような見た目をもつ
木立性ベゴニア
木立ち性ベゴニアとは、根茎や球茎をつくらずに、茎が立ち上がるベゴニアのこと。600種ほど存在します。
写真は、木立性ベゴニアの中でも花郷園オリジナルの品種「流れ星」。
植物名:木立性ベゴニア
学名:Begonia
科目:シュウカイドウ科
属名:ベゴニア属
原産地:熱帯・亜熱帯地域
特徴
ベゴニアの品種は多く、世界の熱帯・亜熱帯に1500種以上の野生種が分布しています。
その中でも大きく、「球根性」「根茎性」「木立性」の3つのグループに分かれます。今回紹介する木立性ベゴニアは、球根(根茎)がなくても茎が直立する特長をもつベゴニアです。ベゴニアの中でも特に種類が多く、600種以上が知られています。
茎は木のように立ち上がるものや、地際で分枝しこんもり盛り上がりながら成長するものなどがあります。
写真は、木立性ベゴニアの中でも花郷園オリジナルの品種「流れ星」。
流れ星は天使の翼をイメージさせるような葉の形と、葉の中にかわいらしい白色の水玉模様が入るのが魅力的な品種です。
環境
水やり
春から秋の生育期には表面の土が乾いてから、たっぷりと鉢底から水が出るくらい水やりをします。
真夏と冬の水やりは、過湿になりすぎないように控えめに行いましょう。
元々乾燥を好む植物ですので、過湿には注意が必要です。
また、水は葉や花に掛けると痛む原因になります。必ず株元に水やりをするようにしましょう。
肥料
植え付ける際に用土にあらかじめ緩効性化成肥料を元肥として混ぜておきましょう。真夏と冬を除いた生育期には緩効性化成肥料を置き肥するか液体肥料を施してもよいでしょう。
土
水はけと適度な保水性のある土が適しています。
いわゆる市販の草花用培養土がよいでしょう。さらに腐葉土を3割ほど加えるのもおすすめです。
管理
春からの生育期で伸びてきた草姿を梅雨時期に切り戻しをして整えます。もしその時点で根詰まりを起こしていれば同時に植え替えを行いましょう。株がリフレッシュします。真夏と冬に切り戻しすることは避けましょう。
切り戻しする際は葉芽がある節の上で切ります。花が付いた節には葉芽が無いので節の上では切りません。
花がら摘み:シャンデリアのような花房は、まず雄花が咲き、最後に枝分かれした先端に雌花がつきます。雄花は自然に落ちますが、雌花が茶色く傷んだら花柄のつけ根から折り取りましょう。