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南十字星(パーフォレータ ヴァリエガータ)の育て方
十字の方向に斑入りの葉を積み重ねて伸びる姿が特徴
南十字星
南十字星は、「星の王子」というクラッスラ属の品種に斑が入った品種になります。春に小さい花をつけます。十字の方向に葉を積み重ねてつける姿が特徴です。別名「パーフォレータ ヴァリエガータ」という名でも流通しています。
植物名:南十字星(パーフォレータ ヴァリエガータ)
学名:Crassula perforata f.variegata
別名:パーフォレータ ヴァリエガータ
科目:ベンケイソウ科
属名:クラッスラ属
原産地:南アフリカ
特徴
南十字星は、クラッスラの仲間です。同じクラッスラの「星の王子」の斑入り品種です。葉の形は先端がややとがったタマゴ型で、緑の葉色に黄色い縁取り状に斑が入っています。縁取りの幅が広いので、黄色地の真ん中に緑色の筋が入っているようにも見えます。葉は、左右1段ごとに90°に回転しながら上に伸びるため、上からの見た目が十字の星のように見えます。秋以降に気温が下がると葉の縁が赤紫色に紅葉します。
環境
日当たりを好みます。よく日に当てた株の葉は鮮やかになり、株全体も引き締まった姿になります。日光不足になると茎が間延びし葉色も悪くなり、徒長といわれる状態になります。
日当たりを好みますが、高温多湿に弱い性質なので、真夏の間は明るい日陰で風通しよく管理しましょう。
耐寒性はやや低いので、冬場の霜が降りる時期には室内で管理がよいでしょう。
水やり
生長期は春と秋、その間は土が完全に乾いてから、水をたっぷりと与えます。
夏は高温、冬は低温で生育が鈍るので水やりの頻度を減らし、乾燥気味に管理します。
また、水やりのコツとして南十字星は、左右に十字に葉が拡がって伸びているため、葉の上から水をやると水が葉に溜まってしまいがちになります。そのままにすると葉が傷む原因になりますので水やりする場合は、葉にかからないようにするのがおすすめ。
肥料
肥料は緩効性化成肥料を植え付け前の土に少量混ぜ込んでおくだけで十分です。そのあとは次の植え替えまでけば、次に植え替えるときまで基本必要ありません。
土
排水性、通気性のある土が適しています。市販の多肉植物用土やサボテン用土で十分です。
配合土の場合は、赤玉土3:鹿沼土3:腐葉土4の割合がおすすめ。小粒を使用しましょう。
管理・増やし方
南十字星の植え替えの最適時期は、5月〜7月中旬です。
植替えの際に、鉢から取り出した株は、2〜3日の間半日陰で乾かします。しっかり根が乾燥していることを確認してから植え替えましょう。乾燥させないまますぐ植え付けすると根腐れの原因になりやすいです。
増やす場合は、挿し芽をします。葉のついた茎を2~3節の長さにカットし、しっかり乾燥させてから乾いた土に挿します。明るい日陰で3週間ほど水やりをせずにおいていきます。3週間過ぎたら徐々に水やりを開始します。