お庭づくりの豆知識や、日々のこと
モンステラの育て方
インテリアグリーンとして人気のある育てやすい観葉植物
モンステラ
モンステラは、南国の雰囲気を持つ濃い緑色の葉が特徴的で、お部屋に飾るインテリアグリーンとして人気があります。
切り込みや穴が入った独特な葉の形をしていて、黄色や白の斑入りのものやコンパクトタイプのものまで種類も様々あります。
植物名:モンステラ
学名:Monstera
科目:サトイモ科
属名:モンステラ属
原産地:熱帯アメリカ
花言葉:うれしい便り、壮大な計画、深い関係
特徴
モンステラは熱帯アメリカ原産でハート型の葉に切れ込みや穴が入る姿がデザイン性があり、南国の雰囲気を持つ、インテリアグリーンとしてとても人気がある観葉植物です。
大きく育つと幹立ちし、気根と呼ばれる根を生やしてより野性味のある樹形を楽しむことができます。気根は剪定しても生育に影響はありません。
ある程度の耐陰性や耐乾性があるので初心者でも育てやすい観葉植物といえます。ですが、日光不足だとモンステラ特有の葉に切れ込みが入らなくなりますので、葉姿を楽しむためにもなるべくあかるい場所で育ててください。
環境
基本的に日当たりのよい場所を好みます。ただし真夏の直射日光は葉焼けする原因になるので気を付けましょう。室内の明るい場所が最適です。
ある程度の耐陰性と耐乾性がありますが、熱帯が原産のため、寒さには弱いです。1年を通じて最低10℃以上を保って管理しましょう。
ただし、エアコンの直風は葉を傷める原因になりますので直接当たらない場所にしましょう。
モンステラの成長する特徴として、日光に向かって葉を伸ばす性質があります。成長が早いので成長につれて樹形が崩れやすいので様子をみて時々鉢を回して調整しながら育てるのがおススメです。
水やり
水やりの基本は土の中までしっかり乾いてから、鉢底から水が出るくらいたっぷりあげることです。その際に鉢底に溜まった水は必ず捨てましょう。
また特にモンステラは根が太くて水もちがよいために、常に土が湿っている状態ですと根腐れする原因になりますので注意しましょう。
その他にホコリや病害虫を防ぐために霧吹きなどで葉水するのがおすすめです。
モンステラはサトイモ科の植物のため、たまに植物内で蒸散しきれなかった水分を葉の「水孔」から直接出して水滴を作ることがあります。
この水滴は水のやりすぎではなく、温度や湿度などの環境に応じて発生する現象なので心配することはありません。
肥料
モンステラは成長期の5~10月の間に、2カ月に1回を目安に緩効性化成肥料を施すかもしくは月2回ほどを目安に液肥を与えるとよいでしょう。
冬場は休眠期に入るので肥料は与えないようにします。
土
水はけのよい土が適しています。市販の観葉植物専用土で大丈夫です。配合土の場合は、赤玉小粒7:腐葉土2:堆肥1の割合がおすすめ。
管理
モンステラを育てるのに必要な管理の一つに剪定があります。
成長が早く、たくさん育つので伸びすぎた枝は剪定で調整しながら育てていきましょう。
剪定の最適期は9-10月にかけてです。古い葉や傷んだ葉、茂りすぎた枝葉は根本からカットしてしまって大丈夫です。
モンステラはサトイモ科の植物の為、剪定する際には樹液に触れないようにしましょう。かぶれることがあります。
モンステラは生長が早いため、そのままにしておくと根詰まりを起こして栄養をうまく吸収できなくなってしまいますので1-2年を目安に一回り大きい鉢に植え替えてあげましょう。植替えの最適期は5-7月です。