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フランスゴムの木 育て方
小判型の丸みのある肉厚の葉がおしゃれな印象をもつ人気の観葉植物
フランスゴムの木
フランスゴムの木は、小判型の丸みのある葉とそのしなやかな幹で曲がり仕立てで見かけることが多い人気のインテリアグリーン。他のゴムの木と比べると葉が小さくさまざまなインテリアに溶け込む使い勝手のよい点も魅力です。原産地はオーストラリアですが、発見したのがフランス人の植物学者だったことからその名前がつきました。
植物名:フランスゴムの木
学名:Ficus rubiginosa
和名:小葉のゴム琵琶
英名:フィカス・ルビギノーサ
科目:クワ科
属名:フィカス属
原産地:オーストラリア東部
花言葉:永遠の幸せ
特徴
フランスゴムの木は「ゴムの木」と呼ばれて親しまれているフィカス属で、「永遠の幸せ」という花言葉を持ち、育てやすいことから人気の観葉植物です。同じフィカスの中でも幹が細いため曲げやすく、おしゃれに仕立てたものが多いのが特徴です。
葉は小判型で厚くツヤのある葉をもち、下の葉が自然に落ちる性質であまり葉が密についていることがありません。そんなところから見た目がスッキリしてみえてインテリアにもなじみやすいと言われています。
生育は旺盛なほうで、枝を横に伸ばしながら上に向かって伸びていきます。
環境
フランスゴムの木は、もともと日光が好きな観葉植物で気温が20℃以上になると旺盛に生長します。そのため、春の気温が上がってきた頃から秋口までは屋外での管理も可能です。冬場は8℃以上を保って管理する必要がありますので室内に取り込みます。
また、フィカス属の中でも比較的耐陰性があり、1年を通じて明るい室内で育てることも十分可能です。
耐寒性はあまり持ち合わせていませんので、冬場でも8℃以上をキープして管理しましょう。
室内管理で葉が茶色や黄色に変色するようであれば日照不足の可能性があります。より明るい場所に移動して様子をみましょう。急に室内から屋外の直射日光に長時間あてるなどの急激な変化は逆にストレスを与えますので、徐々に慣らすようにしていきましょう。
また、湿潤な環境を好みますのでエアコンの風が直接当たらないようにします。
水やり
フランスゴムの木の水やりの基本的なタイミングは、土の表面が乾いたら。たっぷりと鉢底から水が染み出るまであげます。その際、鉢底に溜まった水は必ずすてましょう。冬場の気温が低い時期は生長も鈍化していますので土の表面が乾いたあと2,3日経ってからあげるようにしましょう。
水のあげすぎは根腐れの原因になります。しっかり土が乾いてることを確認して水やりすることがポイントです。
また、葉にホコリがたまりやすいので定期的な葉水をしてあげたり、時々濡れた布巾で葉を拭ってあげると葉をキレイに保つばかりでなく、ハダニなどの害虫防止になるのでおすすめです。
肥料
肥料を与える場合は、成長期の5月~10月頃、緩効性化成肥料を2カ月に1回の目安で与えるか液体肥料を10日に1回の目安で与えるといいでしょう。
生長が鈍化する冬場には肥料を与えないようにします。肥料焼けの原因になります。
土
水はけのよい土を好みます。赤玉土や鹿沼土を混ぜたものがおすすめ。また、市販の観葉植物用の土をそのまま使用しても大丈夫です。
管理
フランスゴムの木の剪定と植え替えの最適期は、成長期の春から秋(5~9月)にかけて。剪定の際に出る白い樹液に触れるとアレルギーやかぶれの原因になりますので触れないように手袋などをして注意して行いましょう。植替えは真夏の猛暑日は避けます。生長が旺盛なことも考慮してふた回りくらい大きな鉢がおすすめです。