お庭づくりの豆知識や、日々のこと
カラテアの育て方
葉の模様がおしゃれなカラテアはプレゼントにも喜ばれる観葉植物
カラテア
カラテアはその種類が約300種あると言われており、品種それぞれのもつ葉の模様が美しいものが多くある観葉植物です。比較的生長が早いものが多く、新しい葉を次々と展開させるのも魅力のひとつです。
植物名:カラテア
学名:Calathea
英名:Jungle velvet
科目:クズウコン科
属名:カラテア属
原産地:ブラジル・熱帯アメリカ
花言葉:飛躍、強い思い、あたたかい心
主な種類
カラテア マコヤナ
カラテア ゼブリナ
カラテア ランキフォリア
カラテア メダリオン
特徴
カラテアは、ブラジル、熱帯アメリカ原産のクズウコン科の観葉植物です。約300種ほど存在し、それぞれ個性的な模様の葉をもつ特徴があります。インテリア性が高く、エキゾチックな雰囲気が魅力の観葉植物です。また、夜になると葉裏が見えるように立ち上がる就眠運動をする性質があります。昼と夜で姿が違うのが魅力のひとつでもあります。
耐陰性があり、室内で育てやすいのでインテリアグリーンとして重宝されます。
環境
カラテアは、直射日光を避けた明るい日陰の環境が最適です。室内でもカーテン越しの明るい場所に置きましょう。
耐陰性がありますが、耐寒性は弱いので冬場は最低気温10℃以上をキープして管理しましょう。
その際エアコンの風が直接あたる場所は避けます。もしあたるとエアコンの風の急激な乾燥により枯れる恐れがありますので注意しましょう。
水やり
春から夏までの生長期にかけては、土の表面が乾いたタイミングで鉢底から水が染み出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。その際受け皿に溜まった水は必ず捨てるようにします。そのままにしておくと根腐れの原因になりますので注意しましょう。また、カラテアの葉が垂れるのは水切れのサインです。
秋から冬にかけては生長が徐々に鈍化しますので土の表面が乾いてから2,3日後のタイミングで水やりをしましょう。乾燥気味に管理することで根腐れ防止だけでなく、植物体内の水分量を減らして凍傷を防ぐことができます。真冬に葉が枯れてきたら断水をして冬超しをしましょう。春に暖かくなったら、水やりを始めると新芽が伸びてきます。
肥料
春から秋の生長期に、緩効性化成肥料を2カ月に1回程度施します。または、液体肥料を10日に1回程度施すのでもよいでしょう。
冬場は生長が鈍化していますので肥料は控えます。
水はけが良く保水性に富んだ土が適しています。市販の観葉植物用の土で大丈夫です。
自分で配合する場合は赤玉土に鹿沼土などを混ぜて排水性を調整したものがおすすめです。
管理
カラテアの剪定の最適期は5月から10月にかけてです。剪定の際は傷んだ葉や枯れ葉を根元からカットします。
比較的成長が早いものが多く、生育期の春から夏にかけては次々と新芽をだしますので剪定することにより株元の風通しをよくしてあげましょう。剪定を怠ると通気性がなくなり病害虫の原因になりますので注意です。
カラテアの増やし方は株分けと挿し芽です。
株分けの最適期は5月中旬から7月下旬。古い鉢土を三分の一から半分程度落としたあと、ハサミなどで2~3株に分けます。その際に葉を1~2割切り落としましょう。根の負担を減らすことができます。植え替え直後は風の当たらない明るい日陰に置いて管理します。
また、高芽の出るカラテア・リッツィーなどの場合は高芽でふやすことができます。高芽をハサミなどで切った後、株元に水ゴケを巻きつけて鉢に植えつけます。明るい日陰で管理し、水ゴケを乾かさないように管理すれば約1か月で発根します。発根後は親株と同じ用土で植えつけます。