お庭づくりの豆知識や、日々のこと
フィカス バーガンディの育て方
フィカスの中でも大きく艶やかな葉とシックな深緑色で新芽は赤味を帯びているコントラストが美しい品種
フィカス バーガンディ
フィカス バーガンディは黒に近い深緑色の葉と新芽が紅色をしているコントラストが大人っぽい雰囲気を漂わせる美しい観葉植物です。インド原産で別名「クロゴム」とも呼ばれます。ゴムの木の仲間で、耐陰性と耐寒性を持ち、丈夫で初心者にも育てやすい品種です。
「永久の幸せ」という花言葉から開店祝いや新築祝いなど多くの場面でお祝いギフトに選ばれています。
植物名:フィカス バーガンディ
学名:Ficus elastica ‘Burgundy’
英名:Ficus Burgundy
科目:クワ科
属名:フィカス属
原産地:インド 東南アジア
花言葉:永久の幸せ
特徴
フィカス バーガンディはインドやスリランカなどの東南アジアが原産のインドゴムの木の園芸品種です。バーガンディとは深い褐色がかかった赤色のことをいいます。光沢のある大きい葉をもち、その葉はやがて生長とともに黒っぽくツヤのある色味を持ちます。全体的に大人っぽい落ち着いた雰囲気を持つのが特徴です。
環境
熱帯地方原産のため、暖かい気候と日光を好みますが耐陰性がある植物なので、室内の明るい場所で十分に育てることができます。また、真夏の直射日光に当たると葉焼けの原因になることがありますので、室内のカーテン越しの明るい場所が最適です。同じフィカスのベンガレンシスやウンベラータより耐寒性がありますが冬場でも10℃以上を保って管理しましょう。
水やり
春から秋の生長期にかけては、土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水やりをしましょう。
生長が鈍くなる冬場には水やりの間隔をあけ、土の表面が乾いてから2,3日後に水やりをするようにします。
通年で葉水をすると葉が元気になるだけでなく、ホコリ除去やハダニ防止にも役立つのでおすすめです。
肥料
基本的に肥料はなくても育ちますが、葉つきを良くするためには、春から秋の生長期に肥料を与えてもよいでしょう。
月に1回程度のペースで緩効性化成肥料を置くか、既定よりも2倍ほどに希釈した液体肥料を10日に1回程度のペースで与えましょう。
土
水はけと水もちのよい土が適しています。市販の観葉植物の土で大丈夫です。
配合土の場合は、赤玉小粒7:腐葉土3の割合がおすすめです。この他にバーミキュライトや水苔を混ぜるのもおすすめです。
管理
剪定の最適期は新芽の出る5月〜9月です。剪定後に気温の低い日が続くと、剪定してもすぐに新芽が育たず、切り口から枯れやすくなってしまうのでこの時期に行うのがよいでしょう。また、真夏などの極端に暑い日や梅雨時期の湿度の高い時期も剪定後の回復を遅くするので避けましょう。剪定する場所は生長点の少し上です。成長点は枝の節部分に見られ、剪定後はこの部分から新芽が出てきます。バーガンディは新芽が赤いため、成長点も赤色で、見つけやすくなっています。
また、剪定する際にはゴムの木特有の白い樹液が出ます。触れるとかぶれる原因になりますので、手袋等を準備してから行いましょう。
また、1〜2年に1回程度を目安に植え替えをしましょう。植え替えの最適期は5〜9月頃で、できれば5〜6月に行うのがベストです。