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クッカバラの育て方
セロームに比べて一回りコンパクトな容姿の育てやすい観葉植物
クッカバラ
クッカバラはサトイモ科フィロデンドロン属の観葉植物で同じ属のセロームととても似ています。セロームとの違いは、葉の形状や大きさがセロームに比べて切れ込みがやや浅く一回り小さめの葉を持ちます。
植物名:クッカバラ
学名:Philodendron kookaburra
和名:ゴムの木
科目:サトイモ科
属名:フィロデンドロン属
原産地:南米
花言葉:壮大な心、壮大な美
特徴
クッカバラは、同じフィロデンドロン属のセロームとよく似ていますが、切れ込みのある葉が特徴的な観葉植物です。大きくなると幹上がりの姿になって気根が長く伸びてくる特徴があります。その姿は個性的で人気があります。
クッカバラは古い下葉から葉を落とす性質がありますが、落ちた葉の跡が幹に模様の様に残る姿もまたオシャレに見えますのでそのままにしておくのもよいですよ。
南国に自生しているため、日本の冬は苦手です。冬は暖かい室内で管理しましょう。
環境
クッカバラは、直射日光の当たらない明るい場所を好みます。真夏の直射日光に当たると葉焼けの原因になりますので注意しましょう。
ある程度の耐陰性がありますが、暗すぎると軟弱に育ち葉色も悪くなります。様子をみて置き場所を調整しましょう。
寒さにやや弱く、冬でも5℃以上を保って管理しましょう。その際エアコンの風に直接当たらないようにしましょう。
水やり
成長期の春から秋にかけては、表面の土が乾いたタイミングで鉢底から水が染み出るまでたっぷりあげます。真夏の乾燥時期には表面の土が乾ききる前に水やりをしましょう。
冬場は生長が鈍り、あまり水を必要としませんので、土の表面が乾いてから2,3日のタイミングであげるようにしましょう。
乾燥時期には、水やりだけでなく、葉水をするとよいでしょう。
肥料
成長期の5月から9月にかけて、2カ月に1度程度を目安に緩効性化成肥料を置き肥するかもしくは、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで与えましょう。
ただし、肥料の与えすぎは根を傷めますのでペースを守って与えます。
土
市販の観葉植物用の土で問題ありません。ハイドロカルチャー用土を用いても大丈夫です。
管理
クッカバラの剪定最適期は5月~9月にかけてです。
込み入った葉や傷んだ葉があれば葉の付け根部分をハサミでカットする剪定でスッキリさせます。枯葉は幹付近の根本から真下に優しく引っ張るとキレイに取り除けます。幹に葉柄が残っていても、時間がたつとぽろっと取れますのでそのままナチュラルに残っていても問題ありません。
剪定時に出る白い樹液はサトイモ科特有のシュウ酸カルシウムです。触れるとかぶれる原因になりますので手袋を使用するなど注意して行いましょう。