お庭づくりの豆知識や、日々のこと
サンスベリアの育て方
空気清浄効果が高く、スタイリッシュなフォルムが人気の観葉植物
サンスベリア
縞模様が美しいインテリア性の高いサンスベリアは、空気清浄効果があることでも高く知られていて、NASAで研究されるほど。おうちに一つは置いておきたい観葉植物として人気があります。
植物名:サンスベリア
学名:Sansevieria
別名:トラノオ
科目:キジカクシ科
属名:ドラセナ属
原産地:アフリカ
花言葉:永久、不滅
特徴
サンスベリアは熱帯から亜熱帯地域に自生する多肉植物の一種です。剣状に伸びた硬くて太い葉が真っすぐ立つ姿がインテリアとして人気の観葉植物の一つです。 葉の色や模様には様々なバリエーションがあります。別名「トラの尾」とも呼ばれるように、縞模様で剣のような形状をした品種が人気です。空気清浄効果が特に高いことでも知られていてアメリカのNASAでも研究されているほどです。乾燥に強く育てやすいため、人気の観葉植物です。
環境
一年を通じて風通しと日当たりの良い室内で育てるのがおすすめです。夏場の強い直射日光や西日は葉焼けの原因になるので避けましょう。レースカーテン越しの窓辺や明るい室内で管理します。湿潤な環境を好むため、エアコンの風による乾燥はNGです。耐寒性が低いので、気温は15℃以上で管理が最適です。気温10℃を切ると生長が緩慢になります。
水やり
乾燥を好むので水やりは控えめで管理しましょう。春から夏にかけては鉢の中の土が完全に乾いてからたっぷりと与えるようにします。
秋頃から徐々に水やりの頻度を減らし鉢土を乾燥させていき、冬は断水して休眠状態にします。
水やりを止めると、多少葉にシワが入ることがありますが、気温が上昇して水やりを再開することで元に戻ります。もしも、暖房の効いた室内で管理しているようであれば、冬場でも月に1度の割合で水を与えてもよいでしょう。
サンスベリアは乾燥に強いですが、蒸れに弱いため、水やりの頻度には注意しましょう。
肥料
とくに必要ありません。ですが、肥料を与えることで生長がはやくなり健康に育ちます。
肥料を与える場合は緩効性化学肥料の置き肥を与えます。5月から10月の間が最適です。冬場は生長が緩慢になるため、肥料を与えると肥料焼けの可能性があるので避けましょう。
土
水はけが良い土が適しています。市販のサンスベリア専用土または、多肉植物専用土で大丈夫です。
管理
サンスベリアの剪定時期は5月~9月が最適。傷んだ葉や古くなった葉、伸びてきて見た目を損なう葉があれば根元から剪定します。
剪定した葉は5~10cmに切り分けて、日陰で2~3日間切り口を乾燥させて乾燥した肥料の含まない土に土挿しすることで増やすこともできます。
サンスベリアは生長の早い種類ですが、大きくなっても80cm前後がほとんどです。根は地中で横に向かって伸びるので、鉢の縁まで葉が増えているようなら植え替えをしましょう。植替え後は1~2週間程度は水やりをせず管理してください。植替えの目安としては2年に1回程度、5月から8月の生育期に行います。