お庭づくりの豆知識や、日々のこと
メラレウカの育て方
ティーツリーとも呼ばれる、香りの高いハーブ系植物
メラレウカ
メラレウカはティーツリーとも呼ばれ、非常に香りの良い植物です。また、殺菌力もあり、観賞する以外の使い道があります。
植物名:メラレウカ
学名:Melaleuca
別名:ティーツリー
科目:フトモモ科
属名:コバノブラシノキ属
原産地:オーストラリア
花言葉:清潔・力強い味方
特徴
メラレウカは、オーストラリア東海岸原産の常緑樹です。キャプテン・クックがこの葉をお茶として飲んだことから、ティーツリーと呼ばれています。特に、メラレウカ・アルテルニフォリアは、さわやかな柑橘系の香りがする葉をもつことで知られています。様々な品種があり、葉色が美しい種やブラシのような花を咲かせる種などもあります。
葉に殺菌力、抗感染力があり、オーストラリアの先住民アボリジニが万能薬として愛用していたといわれています。現在でもハーブとして人気が高くメディカルティーツリーとも呼ばれています。
シンボルツリーにすることも出来ますし、高さが低い品種なら他の植物との寄せ植えも楽しめます。
環境
乾燥に強く、日なたを好み、水はけのよい土壌が向いています。耐寒性は強くはありませんが、日本の西南地方の暖かいところであれば、株元にマルチングをするなどの防寒で、戸外で冬越しできる種類もあります。ただし、強い霜に当たると葉先が傷みます。寒冷地では鉢植えで管理し、冬は室内に取り込んで管理するのがよいでしょう。
水やり
地植えの場合は根付いてからの水やりの必要はありません。それまでは土が乾いたらたっぷりと水やりをします。鉢植えも同様ですが、水切れさせると葉が落ちるので、注意しましょう。冬は乾かし気味に管理したほうがよいです。
肥料
新芽がでてくる春の時期と、そのあと9月頃までの成長期にかけて、2~3カ月に一度程度、緩効性肥料を株もとに施すのがよいでしょう。
土
水はけと通気性のよい土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒6:腐葉土3:軽石(またはパーライト)1の割合で混ぜた配合土を用いるとよいでしょう。
剪定
生長が早く、枝が良く茂るので樹形を整える剪定であれば、花後の5月から7月に行いましょう。その際は強剪定でも問題ありません。ですが夏に花芽を形成する性質なので、夏以降に剪定をすると翌年の花が少なくなります。