お庭づくりの豆知識や、日々のこと
ユーカリ ポポラスの育て方
庭植えのシンボルツリーやドライフラワーとしても高い人気があります
ユーカリ ポポラス
丸やハートの葉の形がかわいいので、庭のシンボルツリーをはじめとして、切り花、ドライフラワーなどでも人気の植物です。成長のスピードが非常に早く、あっという間に樹高が数メートルにもなるので、新築のお庭でも存在感を発揮してくれます。ユーカリポポラスの美しい葉がぐっと空間をおしゃれにしてくれるので、ベランダでのガーデニングにもおすすめです。
植物名:ユーカリ ポポラス
学名:Eucalyptus polyanthemos
和名:ポポラスベリー、ハートリーフユーカリ
科目:フトモモ科
属名:ユーカリ属
原産地:オーストラリア
花言葉:新生、思い出
特徴
ユーカリ・ポポラスはオーストラリア原産の、フトモモ科ユーカリノキ属の常緑小高木。
特徴的な葉の形がハート型をしています。かわいらしさが人気で、庭木や切り花、ドライフラワーとしても人気のオージープランツの一種です。
葉には抗菌作用があり、もむと良い香りがします。枯れても色が抜けにくいのでドライフラワーにして楽しめます。
花も咲きますが、小さくて鑑賞用向きではありませんがつぼみがある状態が切り花として人気があり、別名ポポラスベリーと呼ばれています。
環境
大きく育つため、基本的に外で育てる樹木なので室内で育てるには不向きです。
風通しと日当たりのよい温暖な環境を好むので、庭やベランダに置いて育てるのがおすすめ。
多湿や寒さが苦手です。日本の梅雨時期や冬は室内に移動させたり、霜の当たらない場所に置くようにしましょう。
また、根が浅いので、強風で倒れることがあります。なるべく風が吹き付けない場所で育てましょう。
水やり
ユーカリ・ポポラスは砂漠の緑化にも使われるほどの植物で乾燥気味を好み、過湿を嫌います。土が乾いたらたっぷりとを目安に水を与えましょう。
成長が早いので頻度は少ないものの、水やりの際はたっぷりとあげるのがポイントです。
肥料
ユーカリ ポポラスは他の樹木に比べて肥料を必要としません。生育期である4〜8月に緩効性化成肥料を施す程度がよいでしょう。
土
乾燥を好むので、水はけのよい土と相性がいいです。市販のハーブの土を使っても良いでしょう。
配合土の場合は、赤玉土小粒7:腐葉土 2:バーミキュライト1の割合で混ぜた土を使用してください。
剪定
剪定の最適期は春の3〜5月や秋の9月ですが、ユーカリ ポポラスは生育が旺盛なので、剪定してもすぐに葉が芽吹くので1年中剪定可能です。低めに管理する場合はこまめに剪定をします。
3~5月の春剪定では枝の生長を見越して樹形を整えるように剪定します。
9月の秋剪定では夏に伸びすぎてしまった枝や、葉が密集している場所の風通しを確保するために剪定してください。
最初は小さくても、あっという間に樹高1〜2メートルに成長します。
また、葉全体がカサカサになり枯れてきてしまった場合は、思い切って剪定してしまうのも一つの方法です。枝の先端を短く強剪定することにより水が隅々までいきわたりやすくして新しい葉が出てくることを促します。