お庭づくりの豆知識や、日々のこと
コルジリネの育て方
葉模様が美しい観葉植物で、園芸品種が多くお庭のアクセントや室内の観葉植物として人気のオージープランツ
コルジリネ
緑色でない葉を持つ植物のコルジリネは、緑色の中に赤や黄色に変わるという特徴を持ち、ガーデニングでアクセントになります。室内で観葉植物としても人気です。
植物名:コルジリネ
学名:Cordyline fruticosa
和名:センネンボク(千年木)
科目:キジカクシ科
属名: センネンボク属(コルジリネ属)
原産地:中国南部、オーストラリア
花言葉:幸福な交際
特徴
コルジリネは赤色や黄色などの新葉のカラフルな葉色が魅力で、ミニ観葉から大鉢仕立てで楽しめます。
葉模様が美しい観葉植物なので、園芸品種が多く作り出されています。また、ハワイのフラダンスで着用されるスカートの原材料のティーリーフとしてコルジリネの葉が利用されたりしています。
生育の旺盛な植物ですのですぐ窮屈になってしまいますので植え替えは、毎年行うようにします。植え替え時期は、5月の中頃〜8月が最適時です。
姿が似ているので「ドラセナ」と呼ばれることもありますが、ドラセナ属ではありません。見分ける違いは根で、コルジリネは匍匐性の根茎が形成されて、ドラセナはされません。
環境
コルジリネは日当たりの良い場所に置くと元気に生長する観葉植物です。日光不足になると光線が弱いと新葉の発色が悪くなります。春と秋は日光によく当てるようにし、夏期は明るい日陰に置きましょう。冬は室内に置き、ガラス越しの日光に当てます。コルジリネは寒さに弱いため冬越しに注意しましょう。
水やり
春から秋は鉢土の表面が乾いてきたら与え、冬は乾かし気味に与えます。年間を通して葉水をこまめに与えます。
7月〜9月の暑い季節は、コルジリネは水をよく吸収し生育時ですので、ほぼ毎日水やりをしてあげるようにしましょう。
土が湿っているときにさらに水を与えてしまうと、根腐れを起こしやすいので注意します。
11月〜3月の冬期はコルジリネの生長が遅くなるので、乾燥気味に管理してあげます。表面の土が乾いてから2〜3日放置してから水を与えましょう。
また、葉水を定期的に行うことでハダニなどの発生を予防することができます。葉水をする時は葉裏にもしっかりと水をかけます。
肥料
コルジリネは夏型の生長サイクルという特徴がありますので、春から秋の生育期に緩効性化成肥料を2か月に1回、置き肥しましょう。または月に2回程度液体肥料を施す、でもよいでしょう。
冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があります。
また、有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。
土
コルジリネを育てるときは、水はけと保水性の良い用土を選ぶとよいでしょう。水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。市販の「観葉植物用培養土」を使うことも可能です。
また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。
剪定
湿度が不足すると葉縁が枯れ込んでくることがあります。そのままにすると見苦しいので、ハサミなどで葉縁を切ります。
基本的に分枝はしませんがもし分枝をした場合は、切れ味の良いハサミやナイフを使って古くなった葉や枝を剪定し、通気性を良くしましょう。剪定は生長期の後半か、生長期が終わった後が最適時期です。