耐寒性もあり日本でも野外で育てやすいユッカ・ロストラータ

ユッカ・ロストラータ

幹や葉の形が特徴的で格好いいイメージのユッカ・ロストラータは、寒さに強い品種も多く、屋外で育てるのもおすすめです。気候が良ければ、4m以上に育ちます。

植物名：ユッカ・ロストラータ

学名：Yucca rostrata

別名：ビッグベンド・ユッカ

科目：リュウゼツラン科

属名：ユッカ属

原産地：アメリカ南部からメキシコ北部

花言葉：勇壮、偉大、立派

特徴

ユッカ・ロストラータはアメリカ南部からメキシコ北部が原産で、暑さにも寒さにも強く非常に強い植物なので、日本ではほとんどの地域で外で越冬が可能なのでお庭に植えるのもおススメの植物です。

インテリアとしても人気ですが、葉がとても固いですし、刃先も尖っているので、取り扱いには十分注意してください。

葉を展開しながら木のように成長していきます。4mを超える高さまで成長するには年月を必要とします。

観葉植物に関心を持っている方は女性が多いイメージですが、ユッカ・ロストラータはこの見た目が関係しているためか、男性からの人気も高いという特徴があります。

環境

観葉植物としても楽しめるユッカ・ロストラータですが、耐暑・耐寒性が高いので地植えをおすすめできる植物です。
比較的置き場所を選ばず、日陰でも日向でも枯れませんができるだけ日向の暑い場所がより良いです。

地植えの場合は、土の中の水はけを良くしておくとよいでしょう。
寒冷地でのと戸外での越冬で心配な場合は、根本に藁やバークチップ等を敷いてマルチングをして霜よけ対策をしてください。
ホームセンターで販売されているような寒さを避けるシート等でも大丈夫。マイナス5度程度であれば、何もしなくても大丈夫です。

水やり

乾きには強いですが、湿りっぱなしには弱い性質なので、鉢植えの場合には、土が乾いたらたっぷりと与えます。乾かないうち与えると根腐れの原因になります。

地植えの場合には、植え込みの際に根付くまでたっぷりお水を与えたら、それ以降は与えなくて大丈夫です。

乾燥気味に管理しますが、生育期の春〜秋にかけては用土が乾いてから数日経ってから降雨がないようなら十分に水を与えるようにします。冬場は月に一度の頻度で水を与える程度で大丈夫です。

肥料

肥料は一年に一度、これから成長期に入る春に一度だけ与えます。あとは次の春まで肥料を与える必要はありません。

与える時期は、最高気温が20度を超えた頃が目安です。

土

用土は、水はけの良い用土が適しています。鉢植えの場合は、赤玉土や軽石を多めに混ぜて水はけを良くします。

地植えの場合は、鹿沼土やパーライトを加えて土に混ぜ込んでおきます。

剪定

ユッカ・ロストラータは、下葉を枯らしながら成長するという特徴があります。幼木であれば、1年で数センチしか伸びません。

冬場に下葉が枯れていきますので春の成長期を迎えたら、根元から切ってあげましょう。

下葉が枯れている状態で正常ですので病気や生育を心配するとこはありません。意外と放置で大丈夫です。