お庭づくりの豆知識や、日々のこと
アロエ ディコトマ
ほったらかしていても良く育つため非常に丈夫で育てやすい植物
アロエ ディコトマ
アロエ ディコトマはレアプランツと言われていて、高さが10mぐらいまで大きくなります。葉はぷっくりして厚みがあり、水を貯めるようになっています。小鉢から出回っていますので自分好みの大きさに育てる楽しみがあります。
植物名:アロエ ディコトマ
学名:Aloidendron dichotomum
科目:ユリ科
属名:アロエ属
原産地:南アフリカ・ナミビア
特徴
産地は南アフリカのナミビア、乾燥地帯に生息する植物で、最大で高さが10メートルほどになる、アロエ属の中では最も大きくなる品種のひとつです。気温が下がる冬には茎頂から総状花(柄のある花を花軸に総状につけるもの)を出します。花は黄色く美しいく、花も観賞できます。
多肉植物なので茎は、水を貯めておくタンクの役割です。厚みのある葉には小さな突起がついていますが、それほど大きくありません。
水をあまり与えなくていい植物なので、水道代もかからずお金をかけずに育てることができ、趣味として観賞用に飾るのも手軽です。基本的に暖かい場所であれば大丈夫なため、育てる環境に悩むことはありません。
古い葉は自然に落ちていきます。落ちた後の茎は美しく、シルバーでツヤがあります。
環境
日当たりのよい風通しの良い場所を好みます。ただ真夏の強い直射日光には適していないのでカーテン越しなど柔らかい日差しにおいてあげましょう。
寒さにも強くないので関東以北は寒くなる前に室内の温かい場所に移動させて冬越しさせましょう。冬は室内で育てたほうが無難です。
また、風通しの良さも大切です。湿度が高すぎると、根が腐りやすくなるので注意です。雨の日は部屋の中に入れてあげてましょう。
水やり
春から秋は、用土が完全に乾いてからたっぷり与えます。自然降雨でも大丈夫ですが、日本の梅雨時期は屋根の下に移動するのがよいでしょう。真夏や真冬は水を控えめにしてなるべく乾燥気味に管理するのがよいです。
アロエ・ディコトマは多肉植物で葉に水をためておけるので水やりの回数は少なめで大丈夫です。
肥料
肥料は特に必要ありません。
成長期に緩行性肥料を少量与える程度でいいでしょう。
土
水はけの良い土が適しています。市販の多肉植物・サボテン専用の用土がおススメです。
用土に水を含みすぎると根腐れの原因になるので気をつけてください。
増やし方
5月から9月にかけて、「葉挿し」や「株分け」などの方法で増やします。葉を切り取り風通しがいい日陰などで乾かしたあと、多肉植物やサボテンの用土に挿します。