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ユーフォルビア オンコクラータの育て方
ニョキッと細長く伸びた幹が特徴的な多肉植物
ユーフォルビア オンコクラータ
棒状の細長く伸びた幹が特徴的な多肉植物。幹の先端には小さな葉が生えます。乾燥に強いので水やりの回数も少なく管理が簡単で初心者向きの植物です。個性的なフォルムに人気があります。
植物名:ユーフォルビア オンコクラータ
学名:Euphorbia oncoclada
科目:トクダイグサ科
属名:ユーフォルビア属
原産地:マダガスカル島南西部
特徴
ユーフォルビアの生育タイプには夏型と冬型がありますがオンコクラータは夏型の多肉植物です。棒状でユニークな姿をしており、比較的に育てやすいので人気のある品種です。
成長すると90センチにまで達します。大きくなりすぎる前にカットして挿し木にするのがおススメです。ただし切り口から出る白い液体にはかぶれることがあるので注意です。
ユーフォルビア・オンコクラータは初夏のころに花が咲くことがありますが、雌雄異株のユーフォルビアは、イチョウと同じで雄花と雌花が別々の株に咲きますので、一株では種ができません。
ですが一株でも挿し木で増やすことが可能です。
環境
日光を好むユーフォルビア・オンコクラータは、なるべく日当たりのよい場所で育てるようにします。
ただし直射日光の当たりすぎは、オンコクラータの特徴にある、茎がうちわのように広がる「綴化」(テイカ)が起きずにまっすぐの茎に伸びることもあるので、様子をみて、レースのカーテン越しの光が入る程度の、風通しの良い場所で管理してください。その際にはエアコンの風が当たる場所は避けます。
最低気温5度程度は必要です。春から秋にかけては屋外での管理も可能ですが、直射日光は避けたほうがよいでしょう。
また、冬は窓辺など夜間の温度が極端に下がる場所は避けます。室内の暖かい場所におきましょう。
水やり
ユーフォルビア・オンコクラータは夏型の育成タイプのユーフォルビアです。
生育期の春から夏にかけては、土の表面が乾いてから1週間後を目安に、鉢底から出るまでたっぷりと与えます。その際、葉にかからないようにします。冬場は月に一度程度で十分です。ユーフォルビア・オンコクラータは過度な水分が苦手です。水やりの際には、根腐れの原因になりますので、受皿にたまったお水は捨てて下さい。
肥料
生育期にあたる春から夏場にかけて年に1度、緩効性化成肥料を与える程度で十分でしょう。
土
ユーフォルビア・オンコクラータを育てる土は、排水性が高いものがよいです。
根腐れ防止のために鉢底石を多めに入れて水はけのよい土で育てるか、または市販のサボテン用の土を利用するのもよいでしょう。
増やし方
一株でも枝挿しや根挿しなどの挿し木で増やすことが可能です。
切り口からはかぶれやすい、白い樹液が出ます。なので切り取った枝の樹液を水でよく洗い流しましょう。切り口が乾燥したら赤玉土などに挿して育てます。発根するまでは、しっかり水やりをします。明るい日陰か半日陰で管理しましょう。
挿し木から発根まで1〜2ヶ月ほどかかります。