葉は針状で爽やかな印象があるため、葉のデザインで品種を選ばれることもあるほど特徴的なため、観葉植物としても販売され、最近ではドライフラワーや花材としてもとても需要があります。
お庭づくりの豆知識や、日々のこと
グレビレアの育て方
鮮やかな色の花と美しいグリーンの葉のコントラストが人気のオージープランツ
グレビレア
グレビレアは、オーストラリアやパプアニューギニア原産の植物で、ユニークな花が特徴的な常緑低木です。日本でも人気のあるオージープランツで、鮮やかな色の花と美しいグリーンの葉のコントラストが庭を華やかに演出します。
植物名:グレビレア
学名:Grevillea sp.
科目:ヤマモガシ科
属名: グレビレア属
原産地:オーストラリア、パプアニューギニア
花言葉:情熱、あなたを待っています
特徴
グレビレアはユニークな形状の花が魅力的な、オーストラリア原産の常緑低木です。鮮やかな色合いの花と葉の緑のコントラストが美しく、別名「スパイダーフラワー」とも呼ばれ、個性的な庭づくりやエキゾチックな雰囲気でガーデンデザインをしたいという方におススメのシンボルツリーです。
グレビレアは品種によって樹高が20㎝~8mまで大きく幅があります。花期も品種によって違うため、苗木を購入する際には事前によく確認しましょう。
グレビレアはいかにも南国風のたたずまいで、夏の暑さに強いのはもちろん、比較的寒さにも耐性があります。多湿を嫌がるため、過度な水やりに気を付ければ、目立った病害虫もなく、育てやすい常緑樹です。
環境
グレビレアは、温暖な気候のオーストラリア原産なので日光を好みます。花を咲かせるには、たっぷり日光浴をさせる必要があります。また日光不足は、葉色も悪くなる原因になります。きれいな緑の葉と鮮やかな花を咲かせるためには日光管理に気を付けます。
また、ある程度の寒さには耐えますが、真冬の越冬対策は必要です。室内に取り込むか、雪の降らない地方であれば、株元をマルチングなどして対策をとりましょう。葉やつぼみに霜がつくと傷みの原因になります。
水やり
オーストラリア原産のグレビレアは乾燥した地域で育つ植物です。水のやりすぎは根が腐る原因になります。目安は土の表面が乾いてしばらくしてから。様子をみて適度な間隔を空けて、乾燥しすぎない程度に水をあげるようにしましょう。
鉢植えの場合は、水は鉢底からたっぷりと出るぐらいの量を与えてください。受け皿の水は水やり後すぐに捨てるようにしましょう。そのままですと根腐れを起こす原因になります。
肥料
グレビレアは基本的に肥料を与えなくても大丈夫です。与える場合は控えめにするのがおすすめです。
肥料を与える場合は、春と秋に緩効性化成肥料を控えめに与えるのがよいでしょう。その時に注意するのが、リン酸を含まないものにしましょう。
オージープランツ全体の特徴としてリンを与えると根が傷む性質があるためです。
土
グレビレアは湿度に弱い植物です。土は水はけのよいものを選びましょう。赤玉土や鹿沼土など軽石タイプの土を使うと、水が流れやすくなります。
また、土質は弱酸性が適しています。日本の土の多くは酸性傾向があるので、地植えにする場合、苦土石灰を混ぜて中和させましょう。
剪定
グレビレアは枝を切っても枯れにくいので、剪定方法は容易です。必要ない枝をばっさり剪定しても、新しく芽が出てきます。剪定の最適期は開花が終わった後です。枯れた枝や多すぎる枝など、必要ない部分はカットしていきましょう。樹形を整えると見た目をきれいに保てます。