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この夏トライ!オージープランツのススメ~3つのポイント~
コロナ禍でガーデニングが再燃している中、いま、
「オージープランツ」が注目されています。
珍しい花が咲くオージープランツは、スタイリッシュなドライガーデンをつくれるので、男性に人気でインテリアとして取り入れる方も増えて今、人気急上昇中の植物です。
以前は入手困難でしたが、今では園芸店やホームセンター、ネットショップなどで手に入るようになってきました。
庭やベランダガーデンで手軽にオージープランツを育てる愛好家も急増中♪
今回はそんな「オージープランツ」を育てるポイントや種類をご紹介します。
ポイントを押さえれば意外と管理しやすいので、ぜひトライしてみてください。
オージープランツとは
オージープランツとはオーストラリア原産の植物のことです。最近では日本でもさまざまな品種が出回り、その独特な形状からおしゃれな植物として人気があります。ワイルドフラワーとも呼ばれるオーストラリア固有の花は、独特な見た目からも日本の在来植物とは大きく違い、インテリアに取り入れられたり、ドライフラワーとしても人気があります。
オージープランツが育つ環境
今日本に輸入されているオージープランツの多くは、オーストラリア南部のメルボルンやタスマニア周辺に生息するものが主となっています。南部は冷温帯地方と呼ばれ、日本と気候がちがいます。
オージープランツの多くは、ブッシュと呼ばれるオーストラリアの森林などに自生しています。降水量の少ない地域で育つ植物は日当たりと乾燥した環境を好むものが多く、日本で育てる場合は、多年草であっても日本の寒さには耐えられないので大体が一年草扱いとなっています。
日本とは環境の違うオーストラリアで育つオージープランツを日本の多湿な気候で育てるには、できるだけオーストラリアに近い環境を作ることが、うまく育てるポイントです。鉢植えなどで乾燥気味に管理し、日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。
オージープランツを育てるポイント
日本とは違う地域の外国の植物なので特別な難しいケアが必要かと思われるかもしれませんが、オージープランツは夏に強く、関東以西であれば越冬できるものもあります。ポイントを押さえれば意外と育てやすい植物といえます。
ポイントは3つ
①耐寒性は低いので、冬は温かい場所で管理
日本の冬、特に寒冷地の寒さに耐える耐寒性はないものがほとんどです。鉢植えにして冬の間は室内に取り込むなどして管理しましょう。ですが品種を選べば関東以西で越冬できるものもあります。
②乾燥気味に風通しよく管理する
日本より降水量の少ない環境で育つので水やりは土が十分乾いてからたっぷりと、が基本です。メリハリをつけるとよいですよ。風通しの良い場所で管理しましょう。
③多肥にしない(特にリン酸系は不要)
園芸店に並ぶ、花を咲かせるのに役立つリン酸系の栄養素は、オージープランツには不要です。オーストラリアの原産地ではプロテオイド根と呼ばれる、極端にリン酸分の少ない大地からでも効率よくリン酸分を吸収できる根の仕組みになっているため、通常の植物と同じように肥料を与えるとむしろ多肥になってしまい、枯れる原因になります。
オージープランツおすすめ品種
バンクシア
紹介記事はコチラ→「バンクシアの育て方」
グレビレア
紹介記事はコチラ→「グレビレアの育て方」
メラウレカ(ティーツリー)
紹介記事はコチラ→「メラウレカの育て方」
ユーカリポポラス
紹介記事はコチラ→「ユーカリ ポポラスの育て方」
ギンヨウアカシア(ミモザ)
紹介記事はコチラ→「ギンヨウアカシア(ミモザ)の育て方」
まとめ
いかがでしょうか。日本とは環境の違うオーストラリアで育つオージープランツですが、できるだけ近い環境を作ることが、上手に育てるポイントです。でもそのポイントは実は思ってたより簡単だと思いませんか。
鉢植えなどで乾燥気味に管理し、日当たりと風通しのよい場所で育てる。
このポイントを押さえることができれば、スタイリッシュで個性的なガーデニングが楽しめますよ!
この夏は、オージープランツにトライしてみませんか♪