お庭づくりの豆知識や、日々のこと
夏に向けて、植木の梅雨明け後の効果的な対策をご紹介♪
こんにちは!
GOOD2 GARDENです。
近畿地方は例年にないほど早く梅雨入りしました。
恵みの雨、とは言いますが、梅雨時期の長雨となると多くのお庭の植物にとっては日照不足であったり、過湿により株が傷んでしまったりする時期でもありますね。
そうした時期を過ごした植物にとってそのあと迎える梅雨明け後の、夏の猛暑は実にストレスがかかります。
梅雨明け後の夏になると高温の温度変化や、強い日差し、活発に生育する雑草や、活動的になる害虫などによる影響で弱ってしまう植物も多くあります。
今回はそんな植物に対応する、効果的な対策をご紹介します♪
これを知っていれば、梅雨明けてすぐに植物をダメにしてしまった、なんてことはなくなりますよ。
それではいってみましょう♪
植物にとっての夏のストレスとは
①気温上昇による高温 : 植物の疲労や樹勢の低下を招く
②強い日差し : 地面の乾燥を招き、植物の疲労を増加させる
③旺盛な雑草 : お庭の景観が崩れるだけでなく、お庭の植物の生育にも影響を与える
④活発になる害虫 : カミキリムシや幼虫などによる食害によって株が弱まる
などが挙げられます。
次に、これらに対応する効果的な対策をご紹介します。
①気温上昇による高温対策
ズバリ水やりです。水やりの頻度を増やしましょう。真夏は植え付け直後で1日2回ほど、根付いているものであれば1~2日に1回を目安にします。時間帯は朝・夕のタイミングがよいでしょう。昼間に水やりをすると水滴がレンズの役割を果たしてしまい、夏の強い日光で葉を傷めてしまうことがあります。そして気を付けたいのが、ホースでの水やり。真夏はホース内にある水が温まってかなり高温になってしまいます。出始めの水は捨ててから散水しましょう。
②強い日差し対策
夏の強い日差しが地面にあたると地中の温度上昇と乾燥を招き、株や根を弱らせてしまいます。直射日光を避けるため、バークチップで株本の地面をマルチングしましょう。おしゃれで景観もよくなり、お庭自体の見栄えもよくなりおススメです。
③旺盛な雑草対策
夏の間は草引きなど長時間外で作業するのは大変しんどい作業ですね。そんな時にはうまく薬剤を使用しましょう。
安全性が高く手軽に使える
カルコーン粒剤:公園管理などでも広く使われている、多くの木への安全性が確認されている除草剤。人や動物、水棲生物への安全性も高く、粒剤を手でパラパラと撒いて使うのでとても簡単。粒が土に残るので長期間の効果があるのも利点。
それでも生えてくるスギナやチガヤなどの厄介な雑草には、
サンフーロン:畑や緑地用に使われている雑草処理剤。安全性の高い農薬として知られています。その理由は土壌分解する、という点。長期間土壌に薬剤がとどまることがないので、農業などでも広く使われる。
うまく使い分けるといいですね。
④活発になる害虫対策
松枯れなどを引き起こす「マツノマダラカミキリ」など含めたその他害虫駆除にはこちらをおすすめします。
マツグリーン液剤2:樹木用殺虫剤です。マツノマダラカミキリ後食防止効果があります。松枯れ防止と害虫防除に最適です。
それでも植木が弱ってしまった時にはコチラ
スーパーバイネ:こちらは活力剤です。植物の細根を増やす効果があり、樹勢回復に最適です。こちらは肥料ではないので弱った植木にも多肥を気にせず安心して使用できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
夏に向けてのポイントとおススメの薬剤を紹介させていただきました。
梅雨の今から備えておくと安心ですね。
ぜひ参考にしてください♪