お庭づくりの豆知識や、日々のこと
伐採と抜根の違いは何ですか?
ースタッフが現場でお客様からいただいた質問をお答え致しますー
『伐採と抜根の違いは何ですか?』
先日いただいたお客様からのご質問です。
伐採と抜根の違いをお応えします。
■伐採とは
伐採は、庭木の根を残したまま根元を切ることです。森林や街路樹などでみられますが、樹木が根元から切り倒された状態です。主に、チェーンソーやノコギリを使用して切り倒すことがほとんどです。
庭木で伐採が必要なケースはというと、
・住宅に植えた樹木が電柱に届いてしまう
・庭木が影を作ってしまったり、落葉で近隣に影響がでてしまう
・高齢で自分での管理が難しい、または忙しくて手入れをする時間がない
などが挙げられます。
実際に伐採を行う際には以下の点に注意が必要です。
・近くに電線などの障害物がないか確認する
もし、近くに電線がある場合は、事前に電力会社に連絡しましょう。
・施工前は近隣にお知らせ
伐採の際はけっこう、葉が飛んだり砂ホコリが舞ったりします。チェンソーなどで騒音も出ますので近隣の方へのお知らせは案外大切です。
■抜根とは
抜根とは、伐採後に残った切り株を取り除く作業のことをいいます。抜根作業は大変です。基本的に業者が重機を使用して掘り起こします。
庭木で抜根が必要になる主な理由としては、
・伐採した切り株にシロアリが発生したり、蜂の巣になったりする危険がある場合
・人が通る場所にあり、つまずいてけがをする原因になりそうな場合
・伐採後の場所に新しく植物を植えたい
などなど。
抜根の具体的な方法としては、斧や鍬、手動抜根器などを使用して手で掘り起こしたりする方法から、ブルドーザーを使用したり、トラクター付属シリンダー型抜根機でくりぬくように取り除くなど重機を利用する方法まで様々あります。
■状態により抜根できないことも
案外見かけるケースですが、抜根したい根がコンクリートの下や住宅などの建物の下にあったり、水道管などに複雑に絡まっていたりなどしていて、全部の根の除去までできない場合があります。また、あまり深く根が張った切り株は抜根によって土壌が緩んでしまうことがあります。その可能性が高い場合は住宅の基礎に影響を与えてしまうので抜根できないこともあります。
「伐採」と「抜根」の違いは、伐採が幹の部分を根元から切り倒すまでなのに対し、抜根は伐採後に残った切り株を、根の部分まで含めて撤去する、ということなんです。
ですので、もしお家の庭木の伐採・抜根をお考えの皆様、これらの手作業の重労働性と安全面を考えて、ぜひ一度専門業者にご相談くださいね!
ーこのように、気になるご質問がございましたら当社までお気軽にお問い合わせください♪ー