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今年の夏は「ダブル高気圧」【2021年度夏のガーデニング対策】
こんにちは!
GOOD2 GARDENです。
気象庁によると今年の夏の予報は「ダブル高気圧」で関西地方猛暑の予報なんだそう。
なんだか毎年そんな予報を受けている気もしますが・・・。
とにかく今年の夏も暑い!のだそうです。
そこで2021年夏のガーデニング対策をご紹介します!ぜひ参考にしてください。
それではいってみましょう♪
今夏は「ダブル高気圧」
暑さのピークは7月下旬と8月下旬
7月下旬と8月下旬は広範囲で暑さのピークとなる予想。特に8月下旬は西日本から東北にかけて、平年より暑い夏となる予報だそうです。
この暑さの原因が、太平洋高気圧とチベット高気圧で、この二つは広がる高度が違うため、チベット高気圧が日本付近まで張り出すと、太平洋高気圧と上空で重なり合って「ダブル高気圧」となり、二つの高気圧が非常に背の高い一つの高気圧のようになって厳しい暑さをもたらすのだそう。35度以上の猛暑日が続いたり、フェーン現象が起こりやすい場所では40度前後の酷暑になるのだとか。
また、今年は早めに梅雨が明ける地域が多く、昨年や平年よりも暑い期間が長くなると予想されています。暑さのピークは7月下旬と8月下旬の2回あり、猛暑日が続くおそれがあります。
2021年夏のガーデニング対策
①今年は早めの梅雨明けで暑くなる傾向
②水やりは朝と夕方、ポイント
③置き場所が大切
④元気がなくなった植物に
ひとつづつ解説していきます!
①今年は早めの梅雨明けで暑くなる傾向
2021年の関西・近畿地方の梅雨明けの時期は7月12日~7月26日くらい になる予想なのだそう。
例年よりも早めの梅雨明けが予報されています。と、いうことは暑い時期も例年より早くやってくるということ。
梅雨明け後にやってくる気温上昇はまだ夏に身体が慣れていなく、体調を崩しやすい時期でもあります。ガーデニングで外の作業をする際には涼しい時間帯に行ったり熱中症対策や、水分補給などもしっかりして臨んでくださいね。
また、ガーデニングに影響を与えるのが台風ですよね。今年の台風は例年並みの発生数で西日本にやってくるのは8月が多い予想だそう。事前の対策は抜かりなく。
②水やりは朝と夕方、ポイント
夏の水やりのポイントをご紹介します。
まず、時間帯は朝と夕方にしましょう。これは、夏の昼間に炎天下で植物に水をあげると、与えた水が土中で熱くなってしまって根が傷むことがあるのと、昼間の葉についた水滴がレンズの役目をして葉が焼けたり、水蒸気で蒸れたりする原因にもなりえるため、真夏の炎天下での水やりはできるだけ避けたほうがいいからです。
また水やりの際、ホースを利用されている方はご注意。真夏のホースの中に残った水は熱せられてお湯になっていることが多いので、冷たくなるまで放水してから水やりをすることを忘れずに。
でも朝水やりを忘れてぐったりしてしまった!という方、鉢植えなら、夕方まで水やりを待つ必要はありません。すぐに鉢を日陰に移動させ、水をたっぷり与えましょう。日なたに出すのは、植物が回復してからにします。
それでも、毎日の水やりが不安という人は、タイマー式の自動灌水システムも様々あるので導入を検討するのもひとつの方法ですね。
©グローベン
スマホで簡単操作できるタイプの潅水システムなどもあります。
旅行で留守にするときの対策
庭植えの場合は、旅行直前にいつもより多く水をまいておきます。
鉢植えの場合は、一回り大きい少し深さのある容器に鉢を入れ、鉢の深さの1/3くらいまで水を注ぎます。タライなどの大きな容器であれば、2、3鉢一緒に入れてもOK。数泊の旅行期間なら、この方法で対応可能だと思います。
長期間留守にする場合は、庭の場合はやはりを導入したほうがよいでしょう。鉢植えの場合も、地面に差し込んで少しずつ水が土にしみ込むように工夫された給水ツールがありますので探してみてください。
旅行から帰ってきたら大切に育てていた花が枯れていたら、とても悲しいですね。多少手間でもしっかり水やり対策をしておくことをおすすめします。
③置き場所が大切
真夏のコンクリートの気温は、高い日は50℃以上になるといわれています!
コンクリートの上に直置きしている鉢は、夏の日差しの照り返しで鉢の中が蒸れて高温になってしまいます。夏の鉢植えは棚やすのこなどを活用して、コンクリートと鉢の間に隙間をあけて置くのが大事なポイントです。梅雨時期の蒸れ対策にも効果的ですので今から準備するといい対策法です。
夏の間は、明るい木陰などでも元気に育ってくれる植物は多いです。風通しをよくして管理するのをおすすめします。庭植えで移動が難しい場合には、日よけ用の不織布やよしずなどを活用するのもひとつの方法です。
また、忘れてはならないのが外の室外機。その周りは熱風がかかります。うっかり、室外機の前に植木鉢を置くと枯れてしまいますのでおかないようにしましょう。
また、防寒対策としてのイメージがあるマルチングですが、夏の直射日光を遮るのに役立ち、実は暑さ対策にも有効です。土の温度上昇を防ぐため、夏のマルチングは、バークやワラなど通気性のよい素材を用いましょう。マルチングには、泥の跳ね上がりを防ぎ、病気の発生を抑える効果もありおすすめです。
④元気がなくなった植物に
それでも、夏の庭で植物が元気をなくしてしまった場合。
毎日水やりしてるのになんだか葉がしおれている、なんて場合もあるかと思います。猛暑が続くと植物も夏バテしますので、庭植えの場合は通常の水やりに加えて、葉に水をかける葉水をして枝葉の温度を下げてやるのが効果的です。
土に水が残っているのに葉がしおれている鉢植えなども同様です。鉢植えの場合は葉水をした後涼しい場所に移し、様子を見てください。
それでも元気が回復しない鉢植えは、一回り大きい容器に水をはって鉢ごとその中に沈める方法があります。半日ほどそうした後、日陰で管理し様子を見ます。
まとめ
いかがでしょうか。
今年の夏の気象予報と夏のガーデニングの対策をご紹介させていただきました。
お役立ていただければ幸いです。
素敵なガーデニングライフを♪