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マツラニッケイの育て方
別名イヌガシとも呼ばれ、クスノキ科の常緑高木
マツラニッケイ
別名イヌガシとも呼ばれ、クスノキ科の常緑高木です。樹高は5~10m程度で樹皮は灰黒色でひび割れはなく、葉は長楕円形の革質で、長さ5~12㎝ほど、表面は濃緑色で光沢があり枝に対生して茂ります。
植物名:マツラニッケイ
学名:Neolitsea aciculata
別名:イヌガシ
科目:クスノキ科
属名:シロダモ属
原産地:日本、台湾、朝鮮半島
特徴
マツラニッケイは別名イヌガシとも呼ばれ、クスノキ科の常緑高木です。樹高は5~10m程度で樹皮は灰黒色、ひび割れはみられません。葉は長楕円形の革質で、長さ5~12㎝ほど、表面は濃緑色で光沢があり枝に対生して茂ります。
雄雌異株で2~3月頃、集散花序を出し、赤色の小花を数個つけるます。花後に長さ1㎝程度の楕円形の実をつけ、10月頃に黒紫色に熟します。
同属のシロダモと形態的によく似ているが、こちらが小型です。シロダモが海岸近くに多いのに対し、マツラニッケイは山間部でも見られます。
環境
丈夫な性質で日陰でも育ち、乾燥に強く、植え場所もあまり選びません。比較的安価に目隠し用の垣根を作ることができます。
暖地性の樹木で、寒さが厳しい北海道や東北地方の北部には植栽に向きません。
水やり
日本に自生していることもあり、自然降雨で大丈夫です。
肥料
特に必要ありません。
土
丈夫な性質で日陰でも育ち、土質もあまり選びません。
剪定
植木としての流通量は少なく、入手はやや難しいかもしれません。
背丈が高く成長して、枝も横に大きく広がることから一般家庭の庭木には使いにくい点があります。
ですが、剪定には耐えうるので、広いスペースで樹形を広めに保つようにしましょう。