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ベンジャミン バロックの育て方
おしゃれなインテリアグリーンとして、近年人気の観葉植物
ベンジャミン バロック
ベンジャミンバロックはクワ科の観葉植物で、カールした葉が特徴の観葉植物です。育て方は基本ベンジャミンと同様です。
植物名:ベンジャミン バロック
学名: Ficus benjamina barok
英名: Ficus benjamina barok
科目:クワ科
属名:フィカス属
原産地:東南アジア、インド
花言葉:信頼、融通の利く仲間
特徴
ベンジャミンバロックはクワ科の観葉植物です。ベンジャミンの新しい品種になります。特徴は、ユニークにカールした葉 です。バロックとはルネッサンス時代の音楽や建築様式を表現する言葉で、常識を覆す自由な表現という意味があり、そのことが花の名前の由来となっています。
葉がすべてくるくるカールしている、ユニークでキュートな姿は近年のおしゃれなインテリアグリーンとして、人気を集め始めています。
葉色は濃い緑ですが、新芽はライトグリーンなので、色の濃淡のコントラストがキレイです。
管理はベンジャミン同様、比較的容易です。
環境
条件を整えてあげさえすれば、比較的簡単に管理することができます。
春から秋にかけては屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、遮光ネットで遮光をする必要があります。気温が高いほど葉焼けは起きやすくなるので、真夏の40℃を超える場合は日陰に移します。
冬の間は、5℃以下の場所では成長が止まります。室内の温かい場所に移動させて管理します。
室内で育てる場合は、直射日光とエアコンの風が直接当たらない場所で管理しましょう。乾燥対策でこまめに霧吹きで水を与えるとよいでしょう。
水やり
ベンジャミン バロックは葉が下に落としたら水切れのサインです。葉が落ちていた場合は取り除き水やりか葉水をしましょう。またカールした葉はホコリがたまりやすいので、定期的に葉水や掃除をしてあげましょう。
基本的に春から秋の成長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えます。
気温が15℃前後を下回ると成長が緩慢になってきますのでそのころから水やりの回数を減らします。表面の土が乾燥してから2~3日経ってから水やりをする程度に調整します。ですが、様子見で、水やりの回数を減らしてベンジャミンの葉が落ちてきたりするようならば水やりの回数を増やすなどして調整してください。
肥料
基本的に肥料は無くても良いですが、大きくしたい場合は与えた方が成長が促進されます。
肥料を施す場合、5月~9月の生育期に与えます。月に1度の緩効性肥料か、週1回の液体肥料がおすすめです。冬は肥料を控えます。肥料焼けをする可能性があります。有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。
土
ベンジャミンは高温多湿を好みますが、水はけの悪い土の環境下だと根腐れを起こしてしまう可能性があります。出来るだけ水はけの良い土を使いましょう。
配合土の場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で使用します。市販では、観葉植物の土がおすすめです。
剪定
生育期のベンジャミンバロックは新芽がたくさん出てきます。定期的に剪定を行って風通しよく管理しましょう。新芽のでてくる時期の4月~5月か、生育が旺盛な5月~9月に樹形を整えるように剪定します。
剪定時に切り口からでる樹液はかぶれるおそれがありますので手袋をつけて行うようにし、床に新聞紙を敷くか、屋外で剪定しましょう。もし触ってしまったら流水などで洗い流してください。
条件が整った環境下では1年で30cm程伸びることがあるため、あまり大きく育てたくない場合は、春〜秋に切り戻しを行います。植え替えは根詰まりを防ぐために2年に1度、5月~7月に行いましょう。