お庭づくりの豆知識や、日々のこと
庭木を大きくしすぎない方法~道具の使い方や、剪定方法など~
こんにちは!
GOOD2 GARDENです。
今回は庭木をなるべくコンパクトに管理する方法についてご紹介します♪
大きくなりすぎた庭木は管理が大変
庭木は手入れをしないままだとどんどん大きくなっていきます。そのままにしておくと、樹木が道路にはみ出したり、落ち葉が大量になって掃除が大変だったり、ご近隣トラブルにつながることもあります。
また、高すぎる木の手入れは脚立を使って高所での作業が必要になりますし、ご自身でされる場合には危険が伴うこともあります。
ですので、庭木の定期的な剪定管理はとても大切になってきます。大きく成長しすぎた庭木は「芯止め」剪定で高さを調節しましょう。
「芯止め」は庭木の高さを抑える剪定方法の一つです。木を大きく生長させたくないときや、すでに大きくなりすぎてしまった木を小さくしたいときにおこないます。
芯止め剪定
低木といわれている庭木でも3mほどに成長するものもあり、2mを超えると管理が難しくなってきます。そんなときは芯止めの剪定を行います。芯止めは、庭木のもっとも高い場所にある生長点を切る剪定のこと。生長点を切ることで生長が抑制されて、樹高を低く抑えることができます。
芯止め剪定もはもっとも高い位置にある枝の先端をノコギリや太枝ハサミで切ります。もしも枝先がわかれている場合は、真ん中の枝を切ります。真ん中に伸びている枝がもっとも成長力が高いからです。成長力が強すぎる枝を切り、栄養を全体に回すようにします。
芯止め剪定に準備する道具は
- 太枝切りばさみ
直径が4㎝までの剪定は 切れ味のよい太枝切りばさみを使用してきれいな断面にすることで、切り口が腐ったり病気になったりしにくくなります。 - 剪定用ノコギリ
太い幹や硬い枝には、園芸専用ののこぎりを使用します。 - 癒合剤
ノコギリ後の太い幹の切り口には雑菌が入らないように癒合剤を塗りましょう。 - 脚立
芯止め作業に使用する脚立は、バランスが崩れにくい剪定用の3脚タイプをおすすめします。ですが、高所の作業は危険が伴います。ご自身で作業される場合はかならず2人以上でおこなうことをおすすめします。 - 手袋
樹液でかぶれたりすることもありますので、作業中は手袋があるとよいでしょう。滑り止めのついた園芸専用手袋ですと、脚立のぼりおりの際や道具をしっかり持つ際のすべり止め効果があるので安全面でもおすすめです。
剪定作業が終わったら
大量の木の幹や枝
剪定された大量の木の幹や枝は処分が必要です。処分の方法は自治体によって様々。細い木であれば可燃ゴミとして扱ってもらえることもありますが、量が多いと粗大ゴミとして扱われますので確認したうえで処分します。
もし、木をそのまま放置しておくと場所をとられるのはもちろん、腐ってシロアリの発生源になりえるので必ず処分するようにしましょう。
使い終わった道具
作業後のノコギリやハサミの刃に樹液が付いたままにしておくと劣化の原因になってしまいます。使い終わった刃の樹液は必ずふき取るようにしてメンテナンスをしましょう。
やっぱりプロにお任せもあり
とはいえ、三脚に乗って、太い幹をノコギリで切り落とす作業は、危険を伴いますし、切り落とす場所を間違えたりした場合は、そのまま枯れてしまうリスクもありますし、きれいな断面に切っても、ふさがる前に雑菌が入ってしまってはこちらも枯れる原因になってしまいます。庭木の樹形によって、うまく芯止め剪定できそうにないなと感じたときは、庭木が枯れてしまうリスクを避けるためにも業者に剪定を依頼したほうがよいでしょう。