お庭づくりの豆知識や、日々のこと
雨でお庭の水はけにお困りの方、必見です
こんにちは!
GOOD2 GARDENです。
今年の夏は例年にないくらいの、全国的な大雨そして長雨となっています。
大雨の被害にあうことのありませんように、どうぞ皆様お気をつけてお過ごしください。
お庭で雨が降った次の日は水たまりができたり、ガーデニングしても水はけが悪くて植物の育ちが悪かったりする箇所があったりすると、困りものです。水はけの悪いぬかるんだ庭を歩くだけでも、玄関や車の乗り降り時などに泥がついたりするのでストレスになりがちです。
今回は、そんなお庭の水はけを改善する方法について、ご紹介します。
ポイントは表面排水
お庭の水はけの悪い原因は、水が土の中に浸透しないことだと思いがちです。ですが実は、土の表面に溜まる雨水の量は、土の中に浸透する量よりも多いのをご存じでしょうか。雨量の7割ほどは地面を移動する雨水と言われています。土中に浸透する雨水は3割程度という事になります。
なので主に水はけの悪い庭の原因は表面排水(水勾配)にあります。
雨が降ると、約7割の水が土の中に浸透する前に、地面の上を流れます。表面排水が悪いと、滞留して水たまりになり結果、水たまりのできるような水はけの悪い庭の状態になります。
そこでポイントになるのが、庭に表面排水を設けること。地面に水勾配を作ることによって雨水を会所に誘導しましょう。このポイントを抑えることでお庭に水たまりができにくくなります。
お庭の表面排水の取り方
お庭の水はけ対策に表面排水は大事なポイントです。いくら砂利や浸透土を施しても、排水されなければ意味がありません。
表面排水を付けるには、角スコップなどの先が硬くて平らな道具を使うのがおススメです。水は高いところから低いところに流れるので、角スコップで表面の土を削ったり、土を足したりして、会所に自然に水が流れるように庭全体に緩やかな勾配を付けます。
庭に砂利を敷く方法
また、庭に砂利を敷いて水はけを良くする方法があります。砂利を敷くだけなので比較的簡単に地面の水はけを良くできる方法として知られています。砂利の粒が大きければ大きいほど、隙間が多くなり水を地面に通します。厚さとして5㎝程度敷くのが目安です。
ですが、一見水はけがよくなったように見えても実際には砂利の下に水が溜まっている状態であることは確かです。メリットとしては水たまりが出来たり、土がぬかるんで靴が汚れるような心配はなくなり、見た目がキレイということでしょうか。
プロの手で暗渠(あんきょ)排水工事
本格的に水はけを改善したい場合は、やはりプロに依頼するのが一番です。暗渠排水工事という方法があります。暗渠(あんきょ)とは、「外から見えない水路」を指し、庭に溝を掘り砂礫(されき=砂と小石)と暗渠パイプ(メッシュ状のパイプ)を詰めて、透水シートをかぶせて、土を埋め戻した排水渠のことをいいます。土の中に水が通るルートを作るイメージです。
こうすることで見た目は変わらず庭全体の水はけを改善することができます。
暗渠パイプ
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お庭をコンクリートにする方法
最後の手段として庭をコンクリートにする方法です。こちらもプロによる施工が必要です。
実際、庭と駐車スペースを共用されている方からは、お庭にコンクリートを敷きたいというニーズが高かったりします。
コンクリートにする事で、表面排水が取りやすくなりますし、土が流れないのでキレイです。
流れた雨水は、目皿をコンクリートの片隅に作ったり、写真のようにU字溝などを設置して、そこに向かって水が流れるようにします。
まとめ
いかがでしょうか。
雨水の7割ほどは表面排水として地面に流れてしまうということは意外と知られていなかったかもしれません。
ご自身で角スコップで水勾配を取ったり、砂利を敷いてできる対策からプロの手を借りた本格的な暗渠排水やコンクリート化までをご紹介しました。
お家のお庭にあう方法はありましたでしょうか。
GOOD2 GARDENでは神戸市近郊を中心にお庭のエクステリア工事をお受けしています。
いつでもお気軽にご相談ください。
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