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カミキリムシの対処法を教えてください!
ースタッフが現場でお客様からいただいた質問をお答え致しますー
『カミキリムシの対処法を教えてください!』
庭にカミキリムシが発生してしまった、お客様からの相談です。
放っておくと庭木に穴をあけ、幹の中から木を食害してしまいます。
お庭でカミキリムシを見つけたら、どのように対処したらいいのでしょうか。むやみに触ってかまれてしまってはかなり痛みを伴うカミキリムシ。効果的な対処法をご紹介します。
■カミキリムシってどんな虫?
カミキリムシはコウチュウ目・カミキリムシ科の甲虫の総称で、木に穴をあけるので別名テッポウムシとも呼ばれます。木の幹に穴をあけて中に卵を産み付けるので幼虫に食害されてしまった木は弱ります。木の幹に穴が開いていて、木くずのような虫糞が穴の周りに溜まっているような場合、中にカミキリムシの幼虫がいる可能性があります。
■カミキリムシの時期と被害
カミキリムシの活動時期は、成虫で5月から7月、幼虫で6月から10月です。冬の間は木の幹の中で幼虫のまま越冬します。食害部位は根、幹、枝、葉に及びます。成虫がアゴで茎や枝、幹の中を食べて中に侵入し、卵を産みつけます。穴が開けられた植物は弱って枯れてしまったり、幹の中で幼虫が成長するために1~2年かけて植物を食べ続けることから、寄生されていることに気づかず手遅れになってしまう可能性もあります。
庭で成虫を見かけたら、すでにどこかで産卵をすませた可能性がありますので、注意深く観察しましょう。地面から50cmくらいのところに傷や穴がないか、オガクズ状の排泄物がついていないかよく観察しましょう。
■駆除方法
穴の中にカミキリムシの幼虫がいる場合は、専用ノズルの付いた殺虫剤を使用するか、針金を穴から差し込んで幼虫を補殺します。直接突き刺すのはちょっと、という方は、木酢液に浸した綿をつめてみるのもおすすめです。庭木で成虫のカミキリムシを見つけたら、卵を産み付けられる前になるべく補殺します。また、近くの庭木に卵を産み付けていないか、庭木の状態をよく観察しましょう。
また、食害された枝は回復することはありません。可能であれば、枝や茎ごと取り除いてしまいましょう。
■予防対策
予防できる一番の対策は、卵を産み付けられないために成虫を見かけたらすぐに補殺することにほかなりません。プランターなどの場合防除ネットをかけて置くことも効果的。また、弱った木や枝に付きやすいので、日ごろから元気に育つよう、肥料を施すなどしてあげましょう。
お庭を健やかに保つこと、これが害虫予防に大切なポイントなのですね。
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