お庭づくりの豆知識や、日々のこと
芝生の庭を作りたいなら日本芝がおススメ。西洋芝との違いをご紹介します。
こんにちは!
GOOD2 GARDENです。
今回は誰もが1度はあこがれる、芝生のお庭!のオハナシ。
多くの方がイメージする「理想の庭」といわれたら、緑ひろがる芝生の庭を想像する方も多いのではないでしょうか。
芝生の広がる庭は美しいですし、夏でも地面が熱くなることがなく、裸足で走っても痛くないほどの柔らかいあの感触は魅力的ですよね。ですが一方、芝生は管理が難しい、なんて話を聞いて自分には無理そう・・・。と思ってる方が多いのも事実です。
確かに!芝生の維持にはある程度の時間と手間がかかります。ご自身でお時間が作れそうな方向けなのは事実です。
ここで、天然芝はやっぱり自分には難しそうだ、と感じた方には、迷わずこちらをおすすめします。
↓↓↓
大人気 形状記憶リアル人工芝「 メモリーターフ® 」ここがスゴイ!
お庭の雑草対策に注目の「クラピア」でグランドカバー 特長とメリット・デメリットを解説します♪
それでも!天然芝のお庭にしたい!とお考えの皆様。
芝生にはたくさんの種類と特徴があるんです。おうちのお庭に合うかどうか、その際にかかる最低限の手間がどれくらいなのか、を知っておくと良いと思います。
それではいってみましょう♪
日本芝と西洋芝・夏芝と冬芝
日本芝と西洋芝
芝生にはたくさんの種類がありますが、原産地によって日本芝と西洋芝に分けられます。
日本に自生しているものを日本芝や和芝と呼び、主に主にヨーロッパが原産で、近年に日本に輸入された種類を、西洋芝と呼びます。日本芝=夏芝、西洋芝=冬芝と思われている事が多いですが、実は、日本芝=夏芝のみ、西洋芝=夏芝と冬芝があります。
日本芝
西洋芝
夏芝と冬芝
夏芝と冬芝は芝生の生育気温による種類の分け方です。
夏で育つ芝生を夏芝(暖地型芝生)と呼び、春と秋に成長する芝生を冬芝(寒地型芝生)と呼びます。
日本は気温の差が大きいので、地域によって植えられる芝生の種類が違います。お住まいの地域に夏芝、冬芝のどちらが適しているのかを理解する必要があります。
夏芝:関東より西の地域で生育が可能
生育温度は23~35℃、日本では、春から秋にかけて生長します。気温が23℃以下になると成長が止まり、冬の間は休眠期に入り枯れて茶色く変色します。春に再び成長期に入ると新芽が出てきます。
冬芝:北海道と東北地方で生育が可能
比較的涼しい気温で成長します。生育温度は15〜25℃で日本では、春と秋に生長します。冬になっても葉が枯れた状態にはなりません。夏の暑さや湿気に弱いので関東以西での栽培はできません。
日本芝と西洋芝の違い
日本芝と西洋芝の違いの一つとして、手入れや管理の方法に違いがあります。
西洋芝は日本芝よりも成長スピードが早いので、多くの刈り込み作業が必要となります。また、病気や害虫の被害にも遭いやすく、水やりや肥料などの回数も多く必要となってきます。そのため、芝生の手入れに時間をかけられない人には向いていません。
管理に手間がかかる西洋芝
西洋芝は日本芝に比べて成長スピードが早いので、芝刈りや肥料、水やりなどの回数が多く必要になります。放っておくと雑草化して庭の美観を損ねるので芝生の手入れに時間が割ける人にしかおすすめできません。
西洋芝は日本芝に比べて一般的に葉の色が濃く、幅が細くて柔らかいという特徴があります。
また、寒地型の西洋芝は、1年中緑を保ちますが、北海道や東北地方などの寒冷地にしか生育が向きません。日本の夏や多湿には合わず、夏枯れしてしまいます。
冬でも枯れない西洋芝
基本の手入れで育つ日本芝
日本に自生している日本芝ですので、よほどメンテナンスをサボらない限りはトラブルなく育てることができます。
高温多湿に強い、乾燥に耐ることができる、病害虫に強いなどの特徴を持ち、西洋芝などに比べて、育てることは比較的簡単です。手入れの手間が少ないのはメリットですね。
日本芝は西洋芝に比べて葉の色が薄く、葉の幅が広い特徴があります。冬になると茶色く枯れます。
冬枯れの日本芝
関西でおススメの芝
GOOD2 GARDENのある関西で芝を敷く場合は、やはり手入れのしやすさの点で日本芝をおすすめします。中でもおすすめなのはこちらの2種類。
姫高麗芝(鳥取産)
細葉の日本芝で庭園や公園、ゴルフ場のグリーンなどに幅広く利用されています。葉が細く、密度が高く美しい芝生。高温多湿にも耐え、比較的日陰にも強い品種です。きめ細かい芝質で、こまめに刈り込むことにより綺麗な芝生に仕上がります。
ゴルフ場のコウライグリーンに使用されている品種です。中でも鳥取産をおすすめします。
TM9(トヨタ)
© TOYOTA MOTOR CORPORATION.
省管理型コウライシバ TM9(ティーエムナイン)は、トヨタ自動車(株)開発登録品種です。
芝生の維持管理費の低減を目的に開発された省管理型の品種で、一般家庭におすすめ。
屋上緑化・校庭緑化の推進に使用され、ヒートアイランド現象の緩和・CO2の低減などの環境問題にも期待されています。
TM9は、きめが細かく見え、葉色も濃い特徴をもち、管理の頻度を下げても在来品種より伸び難い点で手入れが楽になり、見た目をきれいに維持し易いという特徴を持ちます。
まとめ
いかがでしょうか。
芝生にはいくつか種類があってそれぞれ一長一短あることと、お住まいの地域によって相性の良い・悪い品種があることがお分かりになったのではないでしょうか。
管理に手間が必要な芝生ですが、近年の品種改良により、お手入れの頻度も少ないものが出てきています。ご自身のライフスタイルに合わせて、天然芝を敷きたい、とお考えの皆様。
当店は神戸を中心に関西エリアの造園事業を承っています。
お庭のお見積りご相談は、お気軽にGOOD2 GARDENまでお問い合わせください。
素敵なガーデンライフを♪