お庭づくりの豆知識や、日々のこと
金のなる木 の育て方
縁起の良い名前から人気の観葉植物
金のなる木
丸みのある多肉質の葉が特徴の観葉植物。ベンケイソウという多肉植物の仲間で、水やりの回数が少なく、丈夫で育てやすいため、初心者の方でも安心して楽しめます。縁起のよい名前も人気の理由です。
植物名:金のなる木
学名:Crassula ovata
和名:フチベニベンケイ・花月
科目:ベンケイソウ科
属名: クラッスラ属
原産地:南アフリカ
花言葉:一攫千金、富、幸運を招く
特徴
金のなる木は、世界中に分布するベンケイソウ科に属する丈夫な植物です。和名はフチベニベンケイなのですが、「金のなる木」または「花月」の名前で流通しています。小さな株によく花をつける花の咲きやすい系統と、大株にならないと咲きにくい系統があります。葉は緑一色のものや、白やピンク、紅色の斑入り品種、葉が巻いたり細くなったりする品種などたくさんあります。さし芽で簡単にふやすことができます。
環境
多肉質の葉や茎に水分を蓄えることができるので、乾燥に強い反面、過湿には弱く、根腐れしやすくなります。1年を通じて日なたに置いて乾かし気味に管理します。斑入り品種は、日焼けしやすいので、夏は半日陰に置きます。
日当たりが悪い場所では緑が濃くなりますが、間のびして育ちます。冬は基本的に室内に取り込むなどして、3℃以上を保ちましょう。
水やり
多肉質の茎葉に水を蓄えているので、乾燥には強いです。鉢植えの場合、春から秋は土の表面が乾くのを待ってたっぷり水やりしましょう。冬は2週間に1回程度にとどめ、鉢底から出ない程度の、少量の水を与えるのみにします。
肥料
基本的に肥料は必要はありません。もし施す場合は鉢植えで、4月から10月に少量の緩効性化成肥料を与えるだけで十分です。
土
根腐れに弱いので、水はけのよい土が適しています。配合度は赤玉土5、腐葉土3、パーライト2、の割合がよいでしょう。市販の多肉植物の土でもよく育ちます。
剪定
大きくなりすぎた株は好みの位置で切り戻すことができます。切り戻しの最適時は4月から10月の生育時期です。また、切り取った枝は、さし木をすれば比較的簡単にふやすことができます。