お庭づくりの豆知識や、日々のこと
ワイルドで手間いらず『ドライガーデン』の作り方
こんにちは! GOOD2 GARDENです。
今回は、今人気の「ドライガーデン」について魅力をご紹介します♪
近年の多肉植物ブームから、乾燥地帯に自生してるようなワイルドなスタイルでつくるドライガーデンスタイルに人気が高まっています。ワイルドでかっこいいスタイルでありながら、手間がかからず管理が容易なのでおすすめのガーデンスタイルです。
それではいってみましょう♪
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- ドライガーデンとは
- 大事なポイントは土づくり
- 余白が大事です
- ドライガーデンにおすすめの植物
- まとめ
1. ドライガーデンとは
ドライガーデンはその名の通り、乾燥地帯に自生してるような植物の風情を活かしたガーデンスタイルのことです。主にサボテンなどの多肉植物、南半球原産のワイルドプランツなどを組み合わせてつくります。狭いスペースでも楽しむことができる点と乾燥を好む植物を統一して植えることで、水やりの手間がかからず管理がしやすいのも魅力です。
イングリッシュガーデンなどのナチュラルなガーデンスタイルとは一線を画し、アメリカ西海岸風のおしゃれな雰囲気が漂います。ワイルドなお庭に仕上がるので、かっこいいお庭を作りたい方におすすめです。
2. 大事なポイントは土づくり
ドライガーデンの最大の特徴は、水やりや除草といった管理が少なくて済むというところとご紹介しました。
乾燥に強い植物を使うため、水やりは基本的に必要ありません。真夏や真冬の乾燥時期に様子をみてときどき水やりをする程度で大丈夫です。逆に、雨で土壌に水分がある状態が長く続くとドライガーデンの植物にはよくありません。
要は、ドライガーデンの植物にとっては、水はけの良い土にすることが大事なポイントになります。とくに梅雨時期など雨による過湿状態を防ぐために、水はけのよい土作りをしっかりつくりましょう。
基本の配合度は、こちらです。
赤玉土(小粒から中粒)6:腐葉土 2:軽石 2
またドライガーデンの土台には土ではなく、砂利や軽石といった石材を使いましょう。雑草が生えづらく、管理がしやすくなります。さらに砂利や軽石を明るい色にしたり、種類にこだわればより華やかな印象にすることもできます。
赤味のある石は乾燥地帯の砂漠の風情を演出できますし、ゴロゴロしたクールストーンなどもワイルドでよく合います。さまざまな種類があるのでお好きなイメージに近いものを選んでください。
また、あまりに長雨や雪がふるときは、マルチングをしたり雪よけのシェードなどをつけてあげるようにします。
また、梅雨時や大雨で水たまりができるような土地なら、土を盛って山にする必要があります。20cm~50cmの深さをバーク堆肥とパーライトをブレンドした通気性のよいものにして土を盛るとよいでしょう。
3. 余白が大事です
ドライガーデンのレイアウトで大事なポイントは、余白をうまく取り入れることです。
西洋のボーダーガーデンのようにぎっしりと植えるのではなく、あえて隙間をあけて植えて乾燥地帯らしさを演出します。
ちょっと殺風景だなと思うくらいで大丈夫。その分、一つ一つの植物が際立ちます。さらに、不規則に大きい石や枕木などを配置するとよりらしさがでます。配置には、自然な感じを出すために左右非対称の三角形を意識するとうまくまとまりますよ。
4. ドライガーデンにおすすめの植物
ドライガーデンはサボテンや多肉植物などの、肉厚の乾燥地帯の植物を用いるのが特徴です。メキシコや南アメリカなど南半球に自生するワイルドプランツを中心に植えていきましょう。
もしドライガーデンの中に水を好む植物を植えたい場合は、乾燥を好む植物とゾーニング分けするとよいでしょう。
アガベは、南アメリカ北部や北アメリカ南部、中央アメリカを原産地とするリュウゼツラン科のアガベ属に分類される多年草の多肉植物の名前です。暑さや寒さにも強く、多くの種類があり育てやすい多肉植物です。
リュウゼツラン科イトラン属の植物の総称です。幹や葉の形が特徴的で格好いいイメージで寒さに強い品種も多く気候が良ければ、4m以上に育ちます。
緑色でない葉を持つ植物のコルジリネは、緑色の中に赤や黄色に変わるという特徴を持ち、ガーデニングでアクセントになります。人気のあるオージープランツです。
サボテン科の多年草で砂漠など乾燥した水の少ない地域に自生し、雨季に水を溜めて、乾季に休眠するサイクルで成長します。柱状に伸びていき、上部で比較的よく分枝します。
ウチワサボテン
サボテン科のひとつで、うちわのように平たい姿が特徴です。黄色いかわいらしい花を咲かせます。寒さにも強く、気温が0度を下回る場合は水やりを控え断水しましょう。5℃以上を保っていれば越冬が可能です。
世界中に多くの種類がある、線の細い草姿のカレックスは、非常に生育おう盛で根をがっしりと張ります。暑さ、寒さにも強く栽培しやすいです。細い葉の草姿を楽しむ植物でグラウンドカバーや寄せ植えに人気です。
この他にも、ソテツやヤシ類、セダムや他の多肉植物なども乾燥に強く、ドライガーデンと相性のよい植物です。種類も多数あるのでお好みのワイルドプランツや多肉植物を組み合わせてみるのも楽しみのひとつですね。
まとめ
いかがでしょうか。
ドライガーデンは、西洋のナチュラルガーデンにはないワイルドなおしゃれ感に加えて手入れが楽ちんなことが最大の魅力です。一味違う、かっこいいお庭を作りたい方にぴったりのガーデンスタイルです。ぜひチャレンジしてはいかがでしょう。
それでは素敵なガーデンライフを!