お庭づくりの豆知識や、日々のこと
コルジリネ レッドスターの育て方
赤味のある葉色が魅力の低木のオージープランツ
コルジリネ レッドスター
コルジリネ レッドスターはオーストラリア原産の観葉植物で、赤みのあるワインレッドカラーで放射状に広がるダイナミックな葉が魅力です。
植物名:コルジリネ
学名:Cordyline fruticosa redstar
別名:コルディリネ
科目:キジカクシ科
属名: センネンボク属(コルジリネ属)
原産地:アジア、オーストラリア
花言葉:幸福な交際
特徴
コルジリネ レッドスターは、カラーリーフのコルジリネの中でも赤い葉の色が魅力的な低木の観葉植物です。落葉しないので、冬も庭に彩りを与えます。耐寒性があり、手間をほとんどかけずに育つ観葉植物です。コルジリネは種類によって耐寒温度や樹高などが違いますがレッドスターは耐寒性があり、ー5℃までなら冬の庭でも育ちます。
成長速度は速いわけではないですが、樹高は7~10mほどにまで成長します。
環境
コルジリネはどの種類でも日当たりの良い場所に置くと元気に生長する観葉植物です。日光不足になると新葉の発色が悪くなります。成長期の春と秋は日光によく当てるようにしましょう。真夏の間は葉焼けを避けて明るい日陰に置きましょう。冬はレッドスターはー5℃までなら耐えるので日当たりの良い戸外で管理も可能です。
水やり
春から秋は鉢土の表面が乾いてきたらたっぷり与えるようにします。特に夏場は毎日の頻度で与えるようにしますが、土の加湿が続くと根腐れしますので様子をみてあげるようにしましょう。冬は水やりの頻度を減らして乾燥気味に保ちます。葉水は葉の蒸発を防いであげたり、ハダニや汚れを落とし光合成を促進する目的で年間を通してこまめに与えましょう。
肥料
コルジリネは夏型の生長サイクルという特徴がありますので、春から秋の生育期に緩効性化成肥料を2か月に1回、置き肥しましょう。または月に2回程度液体肥料を施す、でもよいでしょう。
冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があります。
また、有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。
葉色が悪い場合などは、活力剤や液体肥料も併用すると効果的です。
土
コルジリネを育てるときは、水はけと保水性の良い用土を選びましょう。水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。市販の「観葉植物用培養土」を使うことも可能です。
また、室内の場合は土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。
庭植えの場合は、直径30cm・深さ30cmの穴を掘って、庭土に腐葉土を3割ほど入れて、緩効性化成肥料を入れて混ぜて準備します。
剪定
コルジリネ レッドスターは下側の葉から枯れていき、新しい葉がてっぺんの中央からどんどん生えてきます。
下側が枯れていても、それが生長過程です。枯れた葉は下に向けて軽く引くと取れますので美観のためにも適宜取り除くとよいでしょう。てっぺんの新しい葉が枯れていたら、水不足かあげすぎか、病害虫を疑います。
低く、小さくしたい場合は、冬から春先の休眠時に茎の半分ほどを切ってしまっても大丈夫です。春に切ったところの下から葉が出てくるのを確認しましょう。もしも半分にする剪定が心配な場合は、カットした上部を挿し木にして保険をかけてもよいですよ。特に室内で管理している場合は、徒長気味になりますので、細長くなる場合は試してみてください。