お庭づくりの豆知識や、日々のこと
松の剪定時期について教えてください。
ースタッフが現場でお客様からいただいた質問をお答え致しますー
『松の剪定時期について教えてください。』
庭に松を植えていらっしゃる、お客様からの相談です。
一般的に難しいといわれている松の木の剪定時期についてのご質問です。
松の剪定やお手入れは難しいと思われがちですが、基本的に春と秋の年に2回決まった時期に決まった作業をおこなうようにすれば大丈夫です。
大まかにいうと、春には新芽を適度に摘み、秋には枝や葉を落として樹形を整える作業をします。樹形を整えることによって、日当たりや風通しが良くなり、病気を防いで健康を維持できるためです。
それぞれの作業をくわしくご紹介すると、
■春の剪定:4月~5月
みどり摘み
枝から数個の芽がでてくるので、大きい芽を摘んで、小さい芽は残すようにする作業のことです。ハサミは使わず手で取り除きましょう。大きい芽はそのままにしておくと成長しやすく、大きくなって枝の樹形を乱してしまうので、それを防ぐために行います。新芽を摘む春の剪定は、その後の樹形をきれいに整えるという目的で行います。
■秋の剪定:11月~12月
すかし剪定
もみあげ剪定の前に透かし剪定をすることで、その後の作業が楽になるために必要な作業です。
松は全体的に葉が多い庭木のため、透かし剪定で枝数を少なくしておくことが大切です。その際に、剪定方向と枝の残し方を意識して行うとよいでしょう。
もみあげ剪定
すかし剪定で枝を少なくした後に行います。もみあげ剪定は、素手で古い葉を落としていく作業です。これにより木全体に日光が届きやすいようになり、成長をうながします。さらに、密集した葉を落とすことによって害虫を寄せ付けにくくする効果もあります。
以上が基本的な松の剪定時期と方法です。
ここまででご紹介してきましたが、松をきれいに剪定するのは慣れていない方にとっては難しい作業だといえます。
まず、枝葉が多くて樹形を整えるのが大変であったり、素手で行う作業があったり、作業中に松脂がついてしまったりなど。
ご自身で美しい樹形を保つのが難しい場合は、プロである業者に依頼するのがおすすめです。
ーこのように、気になるご質問がございましたら当社までお気軽にお問い合わせください♪ー