お庭づくりの豆知識や、日々のこと
アジュガの育て方
常緑性で日陰でも育ち、初心者でも育てやすいグランドカバーになる人気の園芸種
アジュガ
冬の間も葉が枯れることなく 常緑のグランドカバーとしてお庭を彩ります。 紫色や桃色等の魅力的な葉色をもち、春から初夏にかけては青紫色の華やかな花が咲く所も魅力のひとつです。
植物名:アジュガ
学名:Ajuga reptans
英名:Ajuga、Bugle
科目:シソ科
属名: アジュガ属
原産地:アジア、ヨーロッパ
花言葉:強い友情、心休まる家庭
特徴
アジュガはシソ科の植物で、丈夫で育てやすく、子株のついたランナーを旺盛に伸ばし、地面を覆うように生長して、日当たりのよくない場所でもよく増えるので、グランドカバーにうってつけのほか、シェードガーデンでも重宝する植物です。
春になると低く茂った葉の間から花茎を直立させて、紫やピンクの小花をいっせいに咲かせます。生育が旺盛な反面、繁殖しすぎてしまうこともあるので、地植えの場合は、伸びてくるランナーを誘導したほうがよいケースがあります。
環境
耐寒性と耐陰性の強い草花なので、わずかな日照時間のシェードガーデンでも風通しと水はけのよい場所なら育ち、冬超しもします。
地植えの場合は、ほとんど管理の必要がありません。むしろ広がりすぎることを防ぐために定期的に生育をチェックしてランナーを誘導するなどして調整をしましょう。
水やり
地植えの場合は特に必要ありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾き気味になったら、たっぷり与えましょう。アジュガは比較的乾燥が苦手なので、ほどほどに湿った状態を維持すると元気に育ちます。
肥料
植え付け時に緩効性肥料を置いておくほかは基本的に必要はありません。
また、春から夏の成長期に株の周りに液体肥料を施してもよいでしょう。
土
水持ちのよい用土を好みます。地植えの場合は腐葉土とピートモスを混ぜるのがおすすめです。
配合土の場合は、赤玉小粒6:腐葉土3:軽石1の割合がおすすめです。市販の草花用培養土でも大丈夫です。
剪定・管理
アジュガの花は4月~5月に開花します。地を這う葉から、花茎が立ち上がって穂状の花がいっせいに開花する姿は魅力的です。花の色はピンク系や紫系です。地面一面に花が咲いている様子は花のかわいいグランドカバーになります。
開花後の花がらは、立ち上がっている花茎のつけ根で切ります。
花の咲き終わった茎を切り詰めると、新しいランナーが伸びてさらに増えていきます。繁殖力の旺盛な草花なので広がりすぎないように意図したところでトリミングしましょう。また、ランナーを切り取ることで簡単に株分けできます。