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フィリフェラオーレアの育て方
黄色で細長く垂れた葉が特徴、グランドカバーとして多く利用されています。
フィリフェラオーレア
黄色の葉が特徴のヒノキ科の樹木です。剪定をしてグラウンドカバーとして多く利用されています。常緑で細長く葉先が垂れた姿で、一年を通して楽しむことができます。
植物名:フィリフェラオーレア
学名:Chamaecyparis pisifera ‘Filifera Aurea’
別名:オウゴンヒヨクヒバ、オウゴンワイセイスイリュウヒバ
科目:ヒノキ科
属名:ヒノキ属
特徴
ヒノキ科ヒノキ属でゴールドの発色が良い、低木のコニファーです。名前の「オーレア」とは黄色という意味をさします。
樹高は5~6mほどに成長しますが、0.5~1mの高さに剪定をして、グランドカバーとして多く利用されています。
黄色の葉が鱗片状に細長く伸び、葉先が垂れた姿をしていて、冬には更に色味が増し、一年を通して楽しむことができます。十分な日当たりで年間を通じて黄色の葉を保ちます。
環境
- 日当たりと水はけのよい場所を好みます。日陰では葉の黄金色の発色が悪くなります。
- 積雪、耐寒性、耐暑性、耐潮性、耐寒性がありますが、乾燥には弱い傾向があります。
- 冬季に葉がよりオレンジ色を帯びます。
水やり
地植え、鉢植えともに2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをしましょう。2年以降経つ株には、水やりは基本的に自然降雨で大丈夫です。よっぽど夏場で乾燥が続いた場合などには朝か夕方に水やりをしましょう。
肥料
地植えの場合、1月ごろに寒肥として有機質肥料を株元の周辺に埋めておきます。鉢植えの場合は、3月に化成肥料を株元に追肥します。
土
水はけのよい土を好みます。
配合土の場合は赤玉土中粒2:完熟腐葉か樹皮堆肥1の割合がおすすめです。もしくは市販の培養土でもかまいません。
植え付け時には、有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。
剪定
自然樹形では広円錐形になります。全体的に葉の先端が下垂して、独特の雰囲気をもちます。萌芽力が強いので刈り込みにも耐えるため低く剪定して高木の根締めにも使われます。
グラウンドカバーとして利用する場合は、立ち上がる枝を落とします。
また、ヒノキ科の葉は2年で茶色くなり落葉する性質があります。不用意に刈り込んで作業後に残した葉が寿命を迎え落葉してしまい、枯れ込む場合がありますので、剪定の際には、発生してから1年以内の葉を残すようにしましょう。