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ブラシノキの育て方
ブラシノキの名前のとおり、花がブラシのような花木
ブラシノキ
ブラシノキは見た目とネーミングがピッタリくる花木です。エキゾチックな外見で、暖地ではシンボルツリーとして人気があります。
植物名:ブラシノキ
学名:Callistemon
和名:金宝樹、ハナマキ
別名:カリステモン、ボトルブラッシュ、ボトルブラシ
科目:フトモモ科
属名:マキバブラシノキ属
原産地:オーストラリア、ニューカレドニア
花言葉:恋の火、恋の炎、気取る心、はかない恋
特徴
ブラシノキは、オーストラリア全域からニューカレドニアに30種が分布する低木から高木の常緑性花木です。特徴は花の姿でブラシそっくりの姿をしています。英語ではボトルブラッシュと呼ばれます。
ブラシノキは成長がゆっくりで刈り込みに強いので、剪定で好みの高さに仕立てることができます。庭木として人気がありますが、かなりインパクトのある花姿なので、周囲の植物とのバランスを考えて植えるといいでしょう。あえて鉢植えで楽しむのもおすすめです。
環境
日当たりの良い、水はけのよい場所で元気に育ちます。日陰の場合は、花付きが悪くなります。暑さに強く、乾燥にも耐えるので、育てやすいといえます。
植え付けて間もない株や若い株は、最初の冬の冷たい風に当てられて葉を傷めることがあるので、鉢植えの場合は最初の冬だけ室内に取り込むか、地植えの場合は寒風対策を行いましょう。
水やり
乾燥に強い性質ですが、根つくまでの2年未満の株には、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。それ以降は、特に必要ありません。
鉢植えの場合は、土が乾いてから水やりをしましょう。オージープランツなので、原産地のオーストラリアの環境を参考にするとイメージしやすいでしょう。
肥料
地植えの場合、2月ごろに寒肥として有機質肥料を株元の周辺に埋めておきます。それ以外は特に必要ありません。
鉢植えの場合は、3月ごろに化成肥料を株元に追肥しましょう。
土
水はけがよければ、特に土質は選びません。
配合土の場合は、赤玉土中粒2:完熟腐葉土または樹皮堆肥1の割合がおすすめです。
剪定
剪定の最適時は、春から伸びた新梢の先に開花しますので、新梢が伸び始める前の3月上旬に行います。自然に樹形が整うので、毎年剪定が必要ではありません。込み入った枝や不要な枝があれば剪定する程度で十分です。
もしも、全体的に小さく仕立てたい場合には、花後に剪定することをおすすめします。剪定にはよく耐えます。