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ユーフォルビア マルティニ の育て方
フランス原産のユーフォルビアで中級者むけ
ユーフォルビア マルティニ
フランス原産の植物で、多年草なので長い間楽しめる耐寒性多年草です。開花期間も長いのも特徴のひとつ。ユーフォルビア マルティニは温度と湿度をしっかり管理しないといけないので中級者向けの観葉植物といえます。
植物名:ユーフォルビア マルティニ
学名:Euphorbia ×martini
科目:トウダイグサ科
属名:トウダイグサ属
原産地:フランス
特徴
ユーフォルビア マルティニは、フランスが原産地で樹高約60cmの常緑の多年草または低木です。
ユーフォルビア種の特徴として、茎や葉を傷つけると白色の乳液が出ます。触れるとかぶれますので注意が必要です。
葉は、互生するように生える単葉で、楕円形に近く、灰緑色です。毎年ではありませんが、冬に紅葉することもあります。
花は、枝先に花枝を伸ばして、その花枝の先に黄緑色で卵形の苞葉がつき、中心に杯状花序がつきます。
杯状花序とは、めしべ のみ、あるいは おしべ のみへと退化した複数の花が、 包葉 の内部に包まれていている様で その花序全体が一つの花のようにみえることをさします。
環境
ユーフォルビア マルティニは湿気には弱く、乾燥している状態を好みます。水はけのよい土で、風通しのよい環境で育てましょう。日当たり~半日蔭で育ちます。梅雨の時期は雨ざらしにならないように軒下の風通しの良い場所に移動させましょう。
比較的耐寒性はありますが、積雪や霜にあたると葉が痛むことがあります。寒冷地では、室内に取り込むなど対応が必要です。
水やり
ユーフォルビア マルティニ乾燥気味に管理します。表面の土が乾いてから水やりをしましょう。過湿には特に弱いので、水の与えすぎには気を付けます。
肥料
植付け時に緩効性肥料を少量施しましょう。
その後の追肥は春(4月ごろ)と秋(9月ごろ)に与えます。
真夏は株の負担になるため、肥料は避けましょう。
土
乾燥気味の環境を好むため、水はけの良い用土を用います。川砂などを混ぜ込んで土壌を改良してから植え付けましょう。
剪定
花が咲き終わった後に、花茎の根元から新しい芽が数本まとまって出てきます。翌年の花はその芽からできた花茎につくので、その芽を残して最初の花茎を切り戻しておくようにすると、枝が沢山出てきて姿が整います。
切り戻す作業は3月~梅雨前までに行いましょう。
ユーフォルビア種の剪定の際は切り口から白い樹液が出ます。皮膚がかぶれる場合もありますので手などにつかないように気を付けましょう。万が一ついた場合は、早めによく洗い流してください。