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シモツケ ディアボロの育て方
真夏の時期、銅葉に真っ白い小さな花が集まって咲く姿が人気
シモツケ ディアボロ
北アメリカ原産のバラ科の落葉低木で、アメリカテマリシモツケの銅葉をもつ品種です。赤葉コデマリの名でも流通しています。育てやすく、花つきもよいことから、ガーデニング花木として近年普及しました。
植物名:シモツケ ディアボロ
学名:Physocarpus opulifolius
別名:アメリカテマリシモツケ、赤葉コデマリ
科目:バラ科
属名:テマリシモツケ属
原産地:北アメリカ
花言葉:努力
特徴
シモツケディアボロはアメリカテマリシモツケとも呼ばれ、コデマリ種ではないですが別名「赤葉コデマリ」の名でも流通している、バラ科の園芸品種です。葉が銅葉色で真夏に花が毬のように集合して真っ白に咲く姿が非常に映えるので、人気があります。落葉低木で、冬は落葉します。
花は、コデマリに似た花を多数咲かせます。育てやすく、花つきもよいことから、ガーデニング花木として近年普及しました。
環境
寒さに非常に強いです。北海道南部でも生育可能です。沖縄の暖地でも育ちます。
基本的に日当たりを好みますが、丈夫なので多少日当たりが悪い環境でも問題なく育ちます。花付きは悪くなりますので、花を楽しむ場合にはなるべく日当たりに植えましょう。
また、アルカリ性土壌では葉が黄色くなり、生育が悪くなる性質をもちますが、日本の土壌環境は基本的に弱酸性なのであまり気にしなくても大丈夫でしょう。
水やり
植え付けてから約2週間はしっかりと水をやるようにしましょう。その後根付いてしまえば、自然降雨で十分です。ただし真夏の乾燥時期が続く場合は様子をみて水をあげましょう。時間帯は朝か夕方がおすすめです。
肥料
1~2月ごろに寒肥として油粕か緩効性肥料を施します。また、花後の時期の6月ごろに同様の油粕か緩効性肥料を施します。
元々丈夫な性質です。肥料の与え過ぎは逆に生育不良を引き起こす可能性があるので与えすぎには注意しましょう。
土
酸性土壌を好み、アルカリ性土壌を苦手としています。
植え付ける時は腐葉土か堆肥、肥料を混ぜましょう。用土はよほど水はけが悪いか、水はけが良すぎないかぎり、土質は選びません。
剪定
剪定するのは、樹形が乱れたり、枝が多数出ている場合です。最適期は開花後、好みの樹形になるように剪定しましょう。重なっている枝や古い枝は、基部から切り除きます。
この作業が遅れると、夏までに花芽ができないので、遅れないように注意しましょう。
成株になれば、自然に樹形が整うので、枯れ枝を取り除く程度の剪定で十分です。