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ヨーロッパゴールド(コニファー)の育て方
四季を通じて緑からゴールドに変化する葉色が美しいコニファー
ヨーロッパゴールド
ヨーロッパゴールドは北米原産のニオイヒバの一種です。ニオイヒバ同様、柑橘系の香りをもち、ゴールドクレストと比べても地植えでしっかり育ちます。日当たりによってゴールドの名のとおり葉色が黄色く変化します。コニファーの中では樹高も高くならないのも魅力で、1年を通じて葉の色の変化を楽しめる点が人気です。
植物名:ヨーロッパゴールド
学名:Thuja occidentalis EuropeGold
英名:Europe Gold
和名:ニオイヒバ
科目:ヒノキ科
属名:クロベ属
原産地:北米
花言葉:不変
特徴
ヨーロッパゴールドは、北米原産のニオイヒバの一種で、その名のとおり、四季を通して葉の色が黄金色~緑に変化してゆき、冬は黄金褐色、春は黄金色、夏は緑へと移り変わります。ニオイヒバの特徴である、オレンジのような芳香ももちます。
また、コニファーの中でも樹高があまり高くならず、庭木として管理がしやすいのも利点です。
生垣としても十分利用できます。色が鮮やかで育てやすいコニファーですが、やや横に広がりやすい性質があるので、剪定で形を整える必要があります。
環境
日当たりを好みます。日当たりが悪いとゴールド色に葉が美しく色づきません。ゴールドの葉色が大きな魅力のひとつなので日当たりに植えるのが大事なポイントになります。
耐暑性、耐寒性は非常に強いです。北海道でも育ちます。ですが、蒸れには注意が必要です。
水やり
地植えの場合、根付いてしまえば自然降雨でほぼ十分です。乾燥時期が続くようならば適宜水やりをする程度で大丈夫です。
根付くまでの2年間は、水切れしやすいので様子をみて水やりをしましょう。
肥料
ヨーロッパゴールドは肥沃な土を好みます。3月の生長期前に緩効性化成肥料か有機性肥料の油かすを与えましょう。
9~10月ごろに生長期で消耗した分を補填する目的で緩効性化成肥料か有機性肥料の油かすを与えます。
土
地植えの場合、植え付け前に腐葉土か堆肥を3割ほど混ぜ込んでおきます。
鉢植えの場合は、一般的な花と野菜の培養土で大丈夫です。
配合土の場合は赤玉土小粒6:腐葉土4の割合がおすすめです。
剪定
剪定の最適期は2月から6月の間のなるべく早めに行いましょう。新芽が出てからハサミで葉や枝を切ると鉄と反応して切り口が汚れます。風通しが悪いと、蒸れて葉が枯れ込むため、密生してきたら枝を間引いて風通し良くする剪定をしましょう。枝を落とす際は、枝分かれした部分で切るようにしましょう。
特に生垣に利用されている場合は、隣と近すぎて通風が悪くならないように気を付けましょう。
また、大きくなってきて、樹高を抑えたい場合は、頂上部分を切ります。摘心をしてそれ以上伸ばさないようにすることが可能です。