お庭づくりの豆知識や、日々のこと
レッドロビンの育て方
つやのある紅色の新芽が鮮やかな常緑樹
レッドロビン
レッドロビンは、日本産のカナメモチとオオカナメモチがアメリカで掛け合わされてできた品種です。新芽が鮮やかな赤色に色づき、成長するにつれ緑色になるのが大きな特徴です。比較的栽培が容易で、刈り込みに十分耐えるので、庭の生垣として使用されることが多い常緑樹です。
植物名:レッドロビン
学名:Photinia ×fraseri Redrobin
和名:セイヨウベニカナメ
英名:Red Robin
科目:バラ科
属名:カナメモチ属
原産地:アメリカ
花言葉:賑やか
特徴
レッドロビンはバラ科カナメモチ属の常緑高木です。アメリカで、カナメモチとオオカナメモチを掛け合わせた園芸品種として生まれました。レッドロビンは「赤いコマドリ」の意味です。
成長も早く、よく萌芽します。非常に強健な性質で強い剪定をしても枯れることがありません。新芽が鮮やかな赤色をしており、生長につれて緑色に変化します。剪定をすれば季節を問わず、赤い新芽がつくので、定期的に剪定して赤い葉を楽しむことができます。
花は、春に白い小さな花をつけますが、頻繁に刈り込まれることが多いレッドロビンはあまり花をつける機会が少ないといえます。
環境
レッドロビンは日当たりを好みます。日当たりが悪いと徒長したり、せっかくの葉色が悪くなるので注意しましょう。庭の生垣に使われることが多いのも自然と日当たりになる好条件からともいえます。
水やり
植え付けて2年ほどのうちは根が土に馴染んでいない場合が多いので、様子をみて定期的に水やりをするようにしましょう。根付いてしまえば、自然降雨で十分です。
肥料
レッドロビンは肥えた土を好みます。萌芽に栄養を必要としますので、冬に油かすを施して、秋にも緩効性化成肥料を施すようにするとよいでしょう。
肥料には窒素成分が多いと新芽の色が鈍くなることがありますので、注意です。
土
前述のとおり、肥えた土を好みます。水はけもよくするために、植え付け時には腐葉土や堆肥を混ぜておきましょう。
剪定
定期的に剪定をして、特徴である、赤い新芽を楽しみましょう。
春、気温が上がるにつれて、自然に赤い新芽がでます。その新芽が緑に変化する6月あたりに1度刈込んでおくと夏に赤い葉を楽しめます。その次のタイミングは9月あたり。その次のタイミングは3月あたりになります。これを繰り返すことにより年間を通じて赤い葉を楽しむことができます。
生垣に使用している場合は、赤い新芽がきれいな生垣になります。
剪定に十分耐えますが、逆にいえば成長が早く、剪定しないとすぐ全体が密に茂ってしまうため、定期的な剪定の管理が必要といえます。