お庭づくりの豆知識や、日々のこと
青いタオルのおにいさんブログNo.5
グッドツーガーデンガーデン事業部の今西です。
個人邸の剪定と施設の植栽管理を担当しています。
今日は木登りの話をします。
植木屋をしているとどうしても、高い木に登って作業しないといけない時があります。
そんな時に私が意識することは、「脚じゃなくて腕で登る事」と「臆病でいる事」です。
脚で踏ん張るように登っていくと、視界の外で枯れ枝を踏み抜いて落ちてしまう事があります。
なので、一本一本体重をかけても問題ないか目で確認しながら腕の力で登ります。
そして、手を置いた所を踏むようにして、決して枯れている部分に体重をかけないように注意します。
臆病でいる事は言葉の通りの意味です。常に頭の端で落ちることを考え続けます。
耳を澄まして、少しでも違和感のある音がしたら安全なところまで戻り確認する。
ヘルメットなど身を守るものの装着を怠らない。
「まだ、大丈夫」は「もう、危ない」だと考えて作業します。
上の写真は木の上でリラックスして寝転んでいるように見えますが、
長時間、木の上で作業していると脚や腕の筋肉が張って痺れてしまう事があるので、
関節の部分を太くて丈夫な枝に預けて待機している写真です。
大きな木の上で長時間いなければいけない時は脱力して脚や腕を休めてあげる場所を確保しておくことも重要です。
単に木に登るだけでも色々とコツがあったり、考えないといけない事がたくさんあります。
「高いけど、一本だけだから自分で登って切ってしまおう!」と考えてお怪我をする前に
是非、プロの腕を頼ってくださいね。