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ペペロミア ニューピンクレディの育て方
数多くあるペペロミアの中でも室内向きの小型観葉植物、多肉質な葉が特徴
ペペロミア ニューピンクレディ
半日陰を好む室内向きの小型観葉です。多肉質な葉が季節毎に変色するところが特徴です。ペペロミアの中では寒さに強いほうです。直射日光に当てると葉が溶けてしまうので注意です。
植物名:ペペロミア ニューピンクレディ
学名:Peperomia
科目:コショウ科
属名:ペペロミア属
原産地:熱帯から亜熱帯地域
特徴
ペペロミアは世界的に熱帯から亜熱帯にかけて広く分布し、葉の大きさや形、厚さ、模様などの異なる、さまざまな種類があります。大きくいうと茎の短いロゼッタタイプ、タテに伸びる直立タイプ、ヨコに広がるほふくタイプの3つに分かれていて、ニューピンクレディはロゼッタタイプでエンボス加工のようにでこぼこした葉が特徴的です。緑色にクリームからピンクがかった美しい色合いをしています。
また、季節によって葉の色が変化するのがニューピンクレディの特徴です。春はピンク、夏はクリーム、秋はグリーン、そして冬はシルバーに変化します。葉色が色混じりながら様々な表情を見られるのが観賞価値があり美しく、人気があります。
環境
直射日光を避けた明るいところを好みます。耐陰性も十分あるので室内向けの植物といえます。生育期は屋外の半日陰でも管理が可能ですが、雨に当てすぎると株が弱くなってしまうので雨に当てないように管理します。
屋外に出している場合は夜間の気温が10℃を切る頃を目安に室内に取り込んで育てましょう。
乾燥気味を好みますので水のやりすぎに注意します。
水やり
葉が分厚くしっかりと水分を貯えられるので乾燥には比較的強い植物です。水をやりすぎないことも大切なポイントです。乾燥気味で管理します。水のあげ過ぎには注意しましょう。ニューピンクレディの肉厚の葉は、水分をたっぷりため込みます。土の表面が乾いてから水をあげる程度で十分です。
水やりの際には、鉢皿に水がたまったらすぐ捨てましょう。そのままだと根腐れで枯れてしまう原因になってしまいます。土の表面が乾いていないのに、葉がしなっとしてきたら要注意です。水を控えて乾燥させましょう。
肥料
美しい葉色や模様を保つためには、適度な栄養を必要とします。肥料を施す時期は春から秋にかけてです。即効性のある液体タイプの肥料を、2週間に1回程度を目安に与えます。緩効性化成肥料の場合は、2か月に1回程度で大丈夫です。あまり肥料をやりすぎると、逆に根が弱って枯れてしまうことがあるので注意しましょう。
土
乾燥に強く、過湿に弱いので、排水の良い土を好みます。鉢底石を敷いてから赤玉土4:腐葉土2:バーミキュライト1:パーライト1の割合の配合した用土がおすすめです。市販の観葉植物の土や多肉植物の土も使うことができます。
管理・増やし方
基本的に明るい室内で乾燥気味に管理します。増やし方は、株分け、挿し芽、葉挿しで増やすことができます。