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『ウメシロカイガラムシの駆除方法を教えてください』
ースタッフが現場でお客様からいただいた質問をお答え致しますー
『ウメシロカイガラムシの駆除方法を教えてください』
害虫被害にお困りの、お客様からの相談です。
ウメシロカイガラムシの駆除はどうしたらよいのでしょうか。
■ウメシロカイガラムシとは
カイガラムシは非常に種類が多い虫で、全世界では7300種類以上は存在するといわれています。
その中でも梅の木につく害虫が「ウメシロカイガラムシ」です。
カイガラムシは、口針を植物に突き刺し汁液を摂取し、その植物や樹木の枝を弱らせてしまいます。多発すると枝や幹が介殻で白く覆いつくされて、葉を枯らしたり実がつかなくなってしまいます。
ウメシロカイガラムシの寿命は約1年といわれていますが、一度発生してしまうと、翌年も発生してしまうため、駆除しないで放置しておくと、どんどん広がり何年後かには植物や樹木を枯らしてしまいます。
5~6月が繁殖期の今、なので、今すぐできる対処法とそれまでにできる対策法をご紹介します。
■駆除方法
ウメシロカイガラムシの駆除方法は、成虫になってしまうと殻が邪魔をして薬剤が効きにくくなってしまいます。ほとんどの場合、カイガラムシの成虫を駆除する場合は、地道に手で取ります。
本当に地道なやり方ですが、デッキブラシや硬いカードなどを使って樹皮に傷がつかないように擦りおとします。この方法が一番確実なのですが、何しろ手間と時間がかかります。虫が苦手な人にとっても難しいですよね。
数が少ない場合はまだしも、大量に発生している場合は、苦手な作業に手を焼くことになってしまいます。
そんな虫嫌いの方には、市販の「カイガラムシ専用の殺虫剤」をこまめに噴射することで効果が期待できます。
代表的なもので「スプラサイド乳剤」や「アプロード水和剤」などがあります。
おすすめは浸透性タイプの殺虫剤です。虫が苦手な方はこちらをお試しください。
また、冬に入って梅の木から葉が落ちた頃にできる対策もあります。
葉が落ちた12月ごろに「マシン油乳剤」を散布し、花が咲く前の1月から2月にかけては、「石灰硫黄剤」を散布します。こうすることによって効果が期待できるので毎年被害にお困りの方はこちらをお試しください。
いかがでしょうか。
ウメシロカイガラムシの繁殖期はまさに今。お困りの方はぜひこちらを参考にしてくださいね。
ーこのように、気になるご質問がございましたら当社までお気軽にお問い合わせください♪ー