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小判菩提樹(コバンボダイジュ)の育て方
コバンボダイジュは、その名の通り葉裏が小判の様な黄金色をしているゴムの木(フィカス)の仲間
小判菩提樹(コバンボダイジュ)
菩提樹は地域によっていろんな木のことを指すようですが、インドでは主にゴムの木を指しています。葉っぱの裏側が黄金色で小判みたいなので和名で小判菩提樹と呼ばれています。フィカスゴールドコインとも呼ばれます。葉の根元から放射状に走る葉脈が美しく、他のゴムの木にはない独特の存在感があります。流通が少ない希少種です。
植物名:小判菩提樹(ボダイジュ)
学名:Ficus deltoidea
別名:フィカスゴールドコイン
科目:クワ科
属名:フィカス属
原産地:熱帯アジア他
特徴
小判菩提樹は、インドやマレーシアなどの熱帯アジア原産のゴムの木の一種。
名前の由来は、その名の通り葉裏がきれいな黄金色をしており、別名、フィカスゴールドコインの名前でも流通しています。
葉は丸みのある三角の形で表側は厚みがある濃緑色です。比較的耐陰性、耐寒性があるので管理がしやすく、室内管理の観葉植物に適しています。
ゴムの木の仲間ですが、少し流通量が少ない希少種です。他のゴムの木の仲間と比べると幹が細く育ちます。背丈が伸びると支柱が必要になってくる場合があります。こまめに剪定してコンパクトに育てるのに向いてると言えます。
環境
なるべく日当たりのいい場所での管理が適していますが、直射日光には弱いので真夏などは特にレースのカーテン越しの光に調整します。
比較的耐陰性があるほうですが長期間日光に当たらないと葉が柔らかくなってきてしまいます。
耐寒温度は5℃前後なので、冬場は室内で管理します。
水やり
土の表面が白く乾いてからたっぷり水を与えるようにしましょう。夏の成長期以外はあまり頻繁に水を与えると根が傷む場合があります。
根腐れを防ぐためにも水やりで、受皿にたまった水はすぐ捨てるようにしましょう。
肥料
基本的に必要ありませんが、もし施す場合には夏の成長期、固形肥料や液体肥料などを使用してあげます。
土
水はけのよい用土を好みます。市販の観葉植物専用の用土で問題ありません。配合土の場合は赤玉土小粒7:腐葉土3の割合がおすすめです。
管理
比較的、耐寒性、耐暑性のどちらも強く丈夫な植物です。
ですが真夏の直射日光と湿度が苦手なため夏場や梅雨の時期には室内や日陰での管理をすることと、こまめな剪定で刈り込みを行い通気性の良い状態にしておくことが大切です。
根腐れや蒸れを防止するためにも開花後の花柄や枯れた葉を放置しておくと病気の元になるため定期的に摘み取ります。