お庭づくりの豆知識や、日々のこと
ドラセナ ノリナ 育て方
南国・リゾート風の雰囲気をもつおしゃれな観葉植物
ドラセナ ノリナ
ドラセナは、たくさんの種類があります。その多くは幅広い剣状の葉をもつ特徴があり、南国やリゾート風の雰囲気をもつおしゃれな観葉植物として人気があります。
植物名:ドラセナ ノリナ
学名:Beaucarnea recurvata(= Nolina recuravata)
別名:幸福の木、トックリラン
科目:リュウゼツラン科
属名:ドラセナ属
原産地:アフリカ
特徴
日光を好みますが、耐陰性も持ち合わせていて、室内管理でも十分育ちます。ただ、あまり日光不足になると葉色が悪くなったり、艶がなくなりますので気をつけましょう。室内で管理していると、ポニーテールのような葉の部分が明るい方に伸びようとして幹が曲がっていきます。根元がドッシリとしているので、ひっくり返ることはありませんが、不恰好にならないために、時おり鉢を回して曲がらないように調節してあげましょう。
環境
ドラセナ全般は亜熱帯地域が原産であり、ノリナも寒さには弱い特徴をもちます。そのため、日本の冬では地植えにむきません。
室内管理が基本ですが、ある程度の耐陰性を持つものの、あまり日光不足になると葉色が悪くなりますので、室内でもよく日の当たる場所に置きましょう。暗い室内では明るい光を求めて幹が曲がって伸びてしまう性質がありますので、定期的に鉢の向きをくるりと変えてあげましょう。「鉢回し」といいます。冬場は気温を3℃以上を保ちます。
外の最低気温が15℃以上になったら、戸外で日光に当てて管理することをおすすめします。日光に当てることで株元が膨らみ元気な株になります。生育し出すのは最低気温20度以上になってからですが、15℃から戸外に出して環境に慣らしていきましょう。
水やり
乾燥に強い植物なので水を与えすぎないように管理します。春から秋にかけては土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにします。乾燥しすぎると葉の先が枯れ込んできますので、カラカラに乾かさないように注意しましょう。冬は生育が鈍くなりあまり水を必要としません。土の表面が乾いて3日ほど経ってからを目安に水やりをします。与えるときはたっぷりとあげましょう。根腐れの原因になりますので鉢皿にたまった水は必ず捨てましょう。
肥料
肥料はたくさん要りませんが、少し与えたほうがよく育ちます。春から秋にかけての生育期は月2回を目安に液体肥料を与えるか、月1回緩効性化成肥料を与えましょう。
土
水はけのよい土を好みます。市販の観葉植物の土でもよいですし、この土にパーライトを1割ほど足してさらに水はけをよくしてから利用してもよいでしょう。配合土の場合は、赤玉土6:腐葉土3:パーライト1の割合がおすすめです。
管理
冬超しをしたあとなど、葉の先が茶色く枯れ込んでしまった場合は見た目もよくないので、枯れた部分だけハサミなどで切り取ります。
最低気温が15℃以上になってきたら、屋外で日光のよくあたる場所で管理すると株が充実します。冬場は明るい室内で管理し、最低気温3℃以上をたもちます。ときどき鉢回しをして幹がまがらないように管理してあげましょう。