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ウツボカズラの育て方
ひょうたんのような補虫袋をもつ食虫植物の代表格
ウツボカズラ
ウツボカズラはひょうたんのような捕虫袋が特徴的なつる性の食虫植物の代表的な植物で人気があります。花言葉じは「甘い罠」、「からみつく視線」。花言葉のとおりウツボカズラは甘い香りで虫を魅惑して食します。
植物名:ウツボカズラ
学名:Nepenthes
別名:ネペンテス
和名:靫葛(ウツボカズラ)
科目:ウツボカズラ科
属名:ウツボカズラ属
原産地:熱帯アジア、オーストラリア北部他
花言葉:甘い罠、からみつく視線
特徴
ウツボカズラは食虫植物の代表的な一種で、熱帯アジアの他に、マダガスカル、セーシェル諸島、ソロモン諸島、ニューカレドニア、オーストラリア北部などに90種が自生しています。ウツボカズラのつぼ型の部分は捕虫器といい、葉がこのように変化したものです。中の液体はほとんど水ですが消化液が含まれており、誘い込んだ虫などを消化して吸収することができます。ウツボカズラは基本的に根が貧弱で寒さにも弱いため、栽培の難易度が比較的高い植物です。
環境
日光を好みますので、春から秋は、戸外でできるだけ日光に当てて管理しましょう。ただし真夏の直射日光は避けた方がよいでしょう。寒さに弱いので冬は室内に置き、できるだけガラス越しの日光に当てるようにします。
ウツボカズラは1年を通じて気温が15度以上になる環境で管理しましょう。戸外で管理してても気温が20度を下回るような時期になったら、室内に取り込みます。
水やり
春から秋は鉢土を乾かさないように管理します。水ゴケが乾いてきたら、水分をたっぷり与えましょう。冬は乾いたら水を与えるようにします。年間を通してこまめに葉水を与えましょう。
肥料
特に必要ありませんが、与える場合は春から秋の生育期に、3カ月に1回の頻度で観葉植物用の液体肥料を施します。
土
ウツボカズラは根が貧弱なため、水ゴケ単用か、腐植質でも水はけのよい用土を使って植えます。配合土の場合は、赤玉土小粒6:軽石小粒2:ピートモス2がおすすめです。市販の食虫植物専用の用土でも大丈夫です。
管理
管理のコツとしては、常に水苔が湿っている状態を保つことと、気温が15℃を下回らない環境に注意しましょう。
つるがだらりと伸びてきたら剪定をします。適期は6月から8月の間に行います。また、黄色くなったり枯れてきた下葉は適宜切り落とします。