お庭づくりの豆知識や、日々のこと
エバーフレッシュの育て方
こまかい細い葉が風に揺れる姿が涼しげな観葉植物
エバーフレッシュ
細長い楕円形でたくさんの細い葉が集まっている葉姿のエバーフレッシュは涼しげな空間を演出してくれる観葉植物です。昼は葉を広げ、夜になると閉じる特徴があり、変化を楽しむことができます。
植物名:エバーフレッシュ
学名:Cojoba arborea var. angustifolia
和名:アカサヤネムノキ
別名:コヨバ
科目:マメ科
属名:コヨバ属
原産地:熱帯アメリカ
花言葉:歓喜、胸のときめき
特徴
エバーフレッシュは中南米やエクアドルに自生する、コヨバ属の植物です。常緑高木で、自生地では高さ30m以上になることもあります。葉は濃緑色で長楕円形です。春から秋に丸い黄色い花が咲き、1か月程度で真っ赤な実に黒い種を付けます。この形態からアカサヤネムノキの和名をもちます。
大きな特徴のひとつに、オジギソウのように夜になると葉が閉じる睡眠運動があります。昼と夜で違う葉姿が楽しめることで、お部屋のインテリアに人気があります。
環境
エバーフレッシュはある程度の耐陰性を持ちますが、春から秋の生育期間はなるべく直射日光に当てましょう。冬は室内に移動し、日光が当たる暖かい場所で管理します。日光不足になると、徐々に葉っぱが落ちて枯れてきてしまうので注意しましょう。
また、熱帯地方が原産のため、5~10度までの寒さにしか耐えられません。気温が下がってきたら早めに室内に取り込むようにしましょう。日本の場合、地植えには向きません。
水やり
年間を通して土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにして管理します。乾燥が苦手で水切れを起こすと落葉の原因となるので注意しましょう。
ただし、冬場は生育が鈍るので、土の表面が乾いてから2~3日たってから水やりをする程度にしましょう。
これとは別に葉水をしてあげることも病害虫の予防にもなって安心です。
肥料
春から秋の生育期に2か月に1回程度で、緩効性化成肥料を置き肥します。月に2回程度、液体肥料を施すのでもよいでしょう。
冬は休眠期ですので、肥料を与えることは避けます。
土
腐植質で水はけのよい用土を好みます。配合土の場合は、赤玉土小粒7:腐葉土3の割合がおすすめです。市販の観葉植物用培養土でも大丈夫です。
管理
エバーフレッシュは、急な環境の変化に敏感な植物です。急に日光の量が増えたり減ったりすると枯れてすぐに葉が落ちてしまいます。場所を移動する際には慎重に扱います。1週間ごとに置き場所を変えるなどして、徐々に環境を変えてあげる工夫が必要です。
また、根が鉢いっぱいになった株は、植え替えが必要です。適期は5月中旬から9月下旬まで。株を鉢から抜いたら古い土を1/3程度落とし、一回り大きな鉢に植えつけましょう。
伸びすぎたり、混みすぎたりした枝は適宜切り落とします。