透明な葉をもつカラーの新品種

カラー フローズンクイーン

いままでのカラーのイメージとは一味違った、透明な葉をもつ涼しげな新品種のカラーです。半透明な白斑入りの葉と紫の花のコントラストが非常に美しい、新種の希少種です。

フローズンクイーン＝氷の女王の名前にふさわしい上品なイメージです。

植物名：カラー フローズンクイーン

学名：Zantedeschia

科目：サトイモ科

属名：オランダカイウ属

原産地：南アフリカ

特徴

もともとカラーの種類は湿地に自生する種類（湿地性）と、乾地に自生する種類（畑地性）の2種類に分かれ、栽培方法に違いがあります。

新品種のため、まだまだ情報が少ないですがフローズンクイーンは、畑地性のカラーの品種改良ですので、育て方は一般的に畑地性の管理方法と同じでよさそうです。

日当たりと水はけのよい場所で管理し、春の生育期にはみずやりをしっかりしますが、気温が下がって秋以降休眠したら水やりを止め、乾燥させて冬は室内で管理します。

「氷の女王」の名の通り上品で透明感のある美しいカラーです。冬に地上部が枯れますが、越冬の管理を上手にすれば翌年の春にまた芽吹く宿根性の植物です。

環境

畑地性のカラーなので日当たりと水はけがよい場所で、夏は比較的乾燥する場所が適します。春の生育期は多湿に管理しても大丈夫ですが、開花後の高温期の多湿は病気が出やすく、球根が腐る原因となります。真夏はとくに水はけをよく管理する必要があります。また鉢内が高温にならないように気をつけます。

秋以降、休眠したら水やりを止めて乾燥させます。室内や凍らない場所に移動して冬越します。
地植えの場合は、秋に掘り上げてから鉢に入れて乾燥貯蔵しておきます。

水やり

春の成長期には、用土が乾いたらたっぷり水を与えましょう。真夏は室内や半日蔭に移動し、とくに水はけをよく管理しましょう。秋以降、株が休眠期に入ったら水やりはとめて乾燥させて冬超しします。

肥料

鉢植えの場合は、春の成長期には週に1回、薄めた液体肥料を施します。与えすぎは病気の原因になります。また、開花した後の高温期に肥料はストップします。
地植えの場合は、肥料はほとんど必要ありません。

土

水はけのよい土が適しています。配合土の場合は、赤玉土小粒1：鹿沼土1：ピートモス1：パーライト1の割合がおすすめです。

管理

開花中の花がらは、その都度花茎を引っ張って取り除きましょう。開花時期を過ぎたら、追肥して葉を茂らせて、翌年のために球根を大きくさせます。

フローズンクイーンは畑地性カラーのため、秋の休眠期にはいると落葉し球根越冬します。秋に葉が枯れてきたらしっかり乾燥するまで放置します。放置することによって葉の栄養をギリギリまで球根に吸わせることができます。気温は5℃以上に保つために、室内などに移動させましょう。

地植えの場合は、休眠したら球根を掘上げて室内で乾燥管理します。