お庭づくりの豆知識や、日々のこと
ザミオクルカス ザミーフォリア レイヴン の育て方
つやのある美しい黒葉が特徴の希少種
ザミオクルカス ザミーフォリア レイヴン
ザミオクルカスの中でもつやのある美しい黒葉が特徴のレイヴンはールな印象を持ち、インテリアとしても非常に観賞価値のある観葉植物です。成長がゆっくりなため、あまり流通しておらず希少種になります。
とはいえ、育て方にムズカシイことはないので見かけたら買い、のおすすめできる観葉植物です。
植物名:ザミオクルカス ザミーフォリア レイヴン
学名:Zamioculcas zamiifolia raven
科目:サトイモ科
属名:ザミオクルカス属
原産地:アフリカ東部
特徴
ザミオクルカス ザミーフォリア レイヴンは、アフリカ東部が原産のザミオクルカス ザミーフォリア種がソウルの保育園発見されたものを標本から育てられたもので黒葉のザミオクルカスです。名前の由来はオランダでカラスの羽に似ていることから”Raven(レイヴン)”と名付けられました。
この植物は、海外でも高く評価されています。世界的に有名な展示会で賞も獲得しています。
新芽の生え方がとてもユニークです。10~12枚の葉がつぼみのように閉じたまま伸びていき、いっせいに開くように生えます。多肉質で肉厚の葉には水分がたくわえられているので、乾燥に強いのが特長です。
最初のうちの葉は緑色ですが、時間が経つにつれて黒色に変化します。成長期は新しい葉がどんどん出るので、株の中は黒とミドリが混在してる見た目になります。気温が下がって株の成長が落ち着いてくるとブラックが際立ってきます。
環境
強い紫外線が苦手なので、直射日光を避けた半日陰の環境で、乾燥気味に育てるのがベストです。定期的に葉水をすると、害虫の発生を抑えられ健康に育ちます。耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。ですがエアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所で管理しましょう。
水やり
ザミオクルカス種は気温が低くなると休眠する性質があります。そのため、季節によって水やりのタイミングを変える必要があります。
春~夏の気温が15℃以上のときは、成長期にあたります。土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。
気温が15℃以下になってくるとザミオクルカス種は成長が緩慢になってきて、やがて休眠時期に入ります。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を徐々に減らしていきます。
土が完全に乾燥してから水やりをするようにしましょう。
これとは別に葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は葉水をしてあげるとよいでしょう。葉にホコリが積もったときは葉水のときに濡らしたティッシュペーパーか、ハンディモップを使って拭いてあげましょう。
水やりのしすぎは根腐れにつながるので、土が完全に乾いてから与えます。 鉢底皿に水が溜まると根腐れしてしまうので必ず捨てるようにしましょう。
肥料
基本的に必要ありませんが、与えた方が成長がはやくなります。
その際、春~秋の休眠前までに施します。適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えましょう。有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。
土
水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性がありますので、できるだけ水はけのよい土で育てます。
配合土の場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合がおすすめ。
剪定・管理
ザミオクルカス種は成長期にあたる春~秋の間に剪定します。
古い葉や邪魔な葉を剪定して、風通しよくしてあげましょう。その際7きれいに並んだ葉が特徴のザミオクルカスなので、葉軸にはできるだけハサミを入れないようにしたほうが美しく仕上がります。
また、ザミオクルカス種はサトイモ科です。樹液には人体にあまり良くない成分が含まれていて、触ると体質によっては皮膚がかぶれてしまうことがあるのでグローブなどでしっかり保護してから剪定をしましょう。
成長がゆっくりのため、植え替えは1~2年に1回程度で大丈夫です。