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フィロデンドロン バーキンの育て方
新芽の斑いりの葉姿が美しい観葉植物
フィロデンドロン バーキン
フィロデンドロン バーキンは新芽の時には美しい線上の斑が入り、葉が成長するにしたがってグリーンへと変化する特徴の観葉植物です。まだまだ流通量が少ない希少種ですが、グリーンと斑入りの葉が重なるコントラストが魅力的な植物です。
植物名:フィロデンドロン バーキン
学名:Philodendron ‘Birkin’
英名:Birkin
科目:サトイモ科
属名:フィロデンドロン属
特徴
フィロデンドロン バーキンは新芽のうちの斑入りの葉がとて美しい観賞価値の高い観葉植物です。近年、流通しはじめた新しい品種で、比較的小型でコンパクトに育ちます。耐陰性もあり、他のフィロデンドロンと同じように、生長するにしたがって茎の部分から気根を出します。ヘゴ棒などに活着させてもよいでしょう。
環境
屋外の場合は風通しの良い明るい日陰に置きましょう。室内で育てるのであれば直射日光は避け、レースのカーテン越し程度の明るさの場所が適しています。屋内外ともに、室外機の熱風やエアコンの風に直接当たると株が傷む原因になるため避けましょう。
暑さに強いので、直射日光と蒸れを避ければ比較的容易に育てることができます。風通しの良い半日陰のような場所で夏越しさせましょう。
そして寒さに弱い性質のため、肌寒いと感じる時期になったら早めに室内に取り込んで管理します。冬場でも最低5℃以上を保ちます。
水やり
土の表面が乾燥していたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。夏場は特にすぐ土が乾いてしまう場合などは受け皿を使って腰水で管理してもよいほど。ただし蒸れ注意なので腰水する際は風通しのよい場所で行います。
冬場は水やりの頻度を減らしていき、枯れない程度に水を極力与えないように管理します。
また、1年を通じて葉にはこまめに葉水を与えましょう。
肥料
植え替え時に元肥を混ぜ込むか、緩効性成肥料を2か月に1回の頻度で置き肥する、または液体肥料を1週間に1回程度施します。室内で育てる場合は有機肥料を避け、化成肥料を使用することでコバエなどの発生を予防します。
土
室内で育てる場合は無機質の土のみで構成された観葉植物用の土を使用しましょう。コバエなどの害虫の発生を抑制できます。
剪定・管理
株を選ぶときは徒長してなく、根付きのよいものを選びましょう。
植え替える場合は、適期は5~9月、植え付け直後は土が乾燥しないように管理するとスムーズに発根します。
剪定は、古くなった葉があれば適宜剪定してかまいません。