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ホヤ カルノーサ コンパクタの育て方
葉と葉の間が密でよじれながら成長する姿が人気の植物
ホヤ カルノーサ コンパクタ
植物の「コンパクタ」が表すのは葉と葉の間隔が短く集まっていて、成長がゆっくりであまり大きく成長しない植物全般に使われます。ホヤの中でもカルノーサコンパクタはカルノーサ種の葉がよじれて節間がつまっているようにみえる独特のフォルムを持っています。ヨーロッパでこのコンパクタタイプはとても高い人気のつる植物です。
植物名:ホヤ カルノーサ コンパクタ
学名:Hoya carnosa “Compacta”
科目:ガガイモ科
属名:ホヤ属
原産地:熱帯アジア、オーストラリア、太平洋諸島
特徴
原産地では樹木の幹や岩に張り付いて育つつる性の着生植物です。ホヤ カルノーサ種でもコンパクタ系のこちらは、ホヤカルノーサの葉がぎゅっと縮まった変異種になります。ホヤの花はあまり咲かず、もしも咲いたらレアと言われていますが、1m以上の大株になると花が咲きやすくなります。条件が良ければ、球状に美しいピンク色の小さい花が咲きます。一度開花したら翌年も同じ場所に花が付きます。花が終わったからといて剪定しないようにしましょう。
環境
真夏の直射日光に弱く、耐陰性のある植物です。明るい半日陰で管理しましょう。
真夏の直射日光は葉焼けを起こしてしまうので避けましょう。室内のレースカーテン越しの場所が理想的です。
冬は窓越しのよく日のあたるところがおすすめです。室温が最低温度10℃以上を保ちます。
水やり
春から秋の生育期には土が乾いてからたっぷりと与えるようにします。
冬場は乾燥気味に管理し、土が乾いてから1週間から10日ほどあけてからたっぷりと水やりをする頻度で管理しましょう。葉水は毎日行うと病害虫の予防になるのでおすすめです。
肥料
基本的に肥料は無くて大丈夫。
成長を早く促したい場合は、春~秋の生育期に10日に1回のペースで液肥を与えるか、緩効性化成肥料を置き肥してもよいでしょう。
土
ホヤ は水はけが悪いと根腐れを起こしてしまいますので、できるだけ水はけのよい土を使用します。
配合土の場合は、鹿沼土5:日向土4:パーライト1の割合がおすすめです。または市販の観葉植物の専用土に硬質赤玉土と鹿沼土を混ぜてもよいでしょう。
植え替え・管理
すぐに根詰まりを起こす植物ではありませんが、2,3年に1回のペースで植え替えをしましょう。
植え替えの最適期は5月~8月の間です。根を傷めると株が弱まるので根鉢を崩さず行うことがコツです。
剪定はおすすめしません。同じ花茎に翌年も花をつける特徴があるので長く伸ばすように管理するのをおすすめします。