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フペルジア の育て方
細く短いトゲトゲした葉が下にしだれるフォルムがインドアプランツとして人気
フペルジア
フペルジアは、北半球の熱帯~温帯地域に広く生息しているシダ科の植物です。細く短いトゲトゲした葉が下にしだれるフォルムがおしゃれでお部屋のインテリアとしてビカクシダに続いて人気急上昇中のハンギングプランツです。
植物名:フペルジア・スクアローサ
学名:Phlegmariurus squarrosus
英名:Rock Tassel Fern
科目:ヒカゲノカズラ科
属名:フレグマリウルス属
原産地:インド洋西部~熱帯・亜熱帯アジア~オーストラリア東部
特徴
フペルジアは熱帯・亜熱帯アジア地域を中心とした広域に分布するヒカゲノカズラ科のシダ植物です。
近年ではビカクシダに続く、インテリアプランツとしての人気が高くなり、流通量が増えてきました。とげ状の細長い葉を密集させた長い穂を分岐させて成長します。そのめずらしいフォルムがインテリアプランツとして人気です。
環境
フペルジアは半日陰~明るい日陰を好みます。
レースのカーテン越しなど柔らかい日差しが入る場所が理想的です。
春から秋は屋外での管理も可能ですが、真夏の直射日光は葉焼けの原因になるため、避けましょう。
熱帯地域原産で耐寒性は低いので冬場は10℃以上を保つようにします。
水やり
乾燥は苦手です。土が完全に乾く前に水やりをします。冬場でも土の表面が乾いたら水やりをして乾燥に気を付けます。また湿度を好むため、まめに葉水をしてあげましょう。
肥料
5月~9月の生育期にごく薄い液体肥料を与える程度にします。もしくは緩効性の化成肥料を2カ月に1度、置肥します。気温の低い間の冬場は必要ありません。
土
フペルジアは自生地では樹上や岩上に着生しています。水苔など通気性と保水性を兼ね備えた軽い素材で植えこみます。
植え替え・管理
植え替えの最適期は5月から9月の生育期、気温が15℃~27℃に保たれる間が理想的。メッシュ鉢など、通気性が高く軽い鉢に植え付けましょう。
明るい日陰を好みますが真夏の直射日光と夏の蒸れには弱いので風通しのよい室内で管理することをおすすめします。
また冬場でも暖房の効いた室内は乾燥しやすいため、霧吹きでまめに葉水を与えるようにしましょう。